グランフロント大阪。竹芝デジタル特区「CiP」のデザインを描くため、CiP事務局が押しかけて、産学複合「ナレッジキャピタル」の話をうかがいました。
ちなみにコレは去年ぼくが訪れてメモしたもの。これを深掘りしに来ています。
「ナレッジキャピタルを見てきたよ」
http://bit.ly/1qrrvAV
1日250万人が訪れるグランフロント大阪。2013年春にオープン。206店舗が入居。
そこに置かれた知的創造拠点がナレッジキャピタル。
オフィス、サロン、ラボ、ショールーム、シアターを整備。
竹芝デジタル特区「CiP」の参考になります。
CAFE LAB。
DNPとプロントが連携して、本を媒介に人が活動する場をデザイン。
タブレット端末と100冊の電子書籍を配備。
これも実験なのだそうです。
ぼくもここで「超学校シリーズ」の授業をやりました。
ACTIVE LAB。東大、NTT、凸版印刷、NiCTなどによる技術展示、ワークショップ開催など。
CiPは竹芝にどういうショウケースを設けましょうかね。
ぼくらはこれから設計です。
大阪中心地の商業地にある産学連携施設です。
竹芝は商業地ではないので、これとは別の設計が必要。
逆にぼくらは特段の制約がないことを活かして、特区として暴れられる街を造ってみたい。
430㎡381席のホールや会員制のライブラリー、カフェ、ワークスペースも備えています。
CiPも研究、ビジネス、アーティスト、おたく、学生、いろんな人が暴れられる場にしたいと考えます。
デベロッパー12社が整備、ショウルームにはdocomo、au、ソフトバンク、メルセデス、サントリー、コカコーラ、近大水産研究所などが入り、行政との関わりは少ないとか。
産業界との距離、行政との距離、いろいろ参考になります。
CiPとぜひ連携していただきたく。
ついでに、キッズプラザ大阪。
1997年にオープンした日本初のこども博物館。久しぶりに来ました。
CiPは子どものデジタル学習環境も考えていますので。
「こどもの街」はオーストリアの芸術家フリーデンスライヒ・フンダートヴァッサーがデザイン。空間デザインの勉強になります。
科学、社会、自然、文化など、楽しい体験がいっぱい。
ぼくは楽器コーナーにひかれてしまいます。
水や自然のコーナー。ナナフシがたくさん育っていることに感激。
関西テレビの建物にあって、けっこう本格的な番組づくりスタジオ体験もできます。
「体験」よりぼくは「創作」に関心があります。
3Fの「つくろう階」には、コンピューター工房と創作工房。創ろう!!
ここで「デジタルえほんフェア」を開催してくれていました。
どうもありがとうございます。
竹芝デジタル特区「CiP」も、子どものデジタル創作に力を入れたい。
編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2016年6月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。