「不労所得50万円」の具体的方法を考えてみる

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8月27日に開催する「第4回世界の資産運用フェア」のサブテーマは「不労所得50万円を目指す」です。定期的なお金が手に入る仕組みを作るための具体的ツールを参加する投資家の皆さまのメリットとして提供したいと思っています。

毎月50万円ということは、年間600万円のキャッシュフローになります。それを実現するために必要な資産額はいくらになるか計算してみると、単純に次のようになります。

利回り1%なら 6億円
利回り3%なら 2億円
利回り5%なら 1億2千万円
利回り10%なら 6000万円

スリランカのホテルプロジェクトのようにネット利回りで10%を目指す投資もありますが、利回りは当然保証されている訳ではありませんし、リスクも存在します。

そこで、現実的な数字として、運用利回りが年5%として、借入を使ったらどうなるかを試算してみましょう。

シンプルにするために、運用利回りを5%、借入金利を1.5%(35年借入、元利均等返済)として、自己資金3000万円を想定します。借入比率と、毎月の不労所得(リターンから元利均等返済金額を引いた月額受取額)を計算すると、概算で次のようになりました。

借入比率 毎月のキャッシュフロー(円)
10% 128,683円
20% 133,287円
30% 139,205円
40% 147,097円
50% 158,146円
60% 174,719円
70% 202,341円
80% 257,584円
90% 423,314円

5%の運用で1.5%の借入をするというのは、都心の中古ワンルームマンションを想定しています。金融資産が3000万円の場合、毎月50万円の手取りを実現するには借入比率を90%以上にしなければならないことがわかります。これはかなり高いレバレッジ比率になりますから、いきなり実現させることは難しいと言えます。

しかし、投資利回りが5%を超えれば、実現の可能性を高めることができます。国内の区分所有マンションだけではなく、国内の一棟もの、海外不動産、さらには太陽光発電投資など、高いリターンが狙える投資対象は他にもたくさん存在します。先ほどのスリランカホテルプロジェクトもそうですし、太陽光発電投資の場合、購入価格に対して、8%以上の売電収入が得られるケースもあります。どれもリスクと引き換えにリターンを狙う投資です。

このように「不労所得50万円」のハードルは決して低くはありませんが、実現したい人は、投資商品を上手に組み合わせ、借入を効率的に行うことで、実現に近づくことができるのです。

「第4回世界の資産運用フェア」では、魅力的な投資商品だけではなく、金融機関3行と税理士の協力を得て借入についても来場者の皆さまに情報提供していきます。運用と借入を組み合わせて、資産運用の目標を実現するための具体的方法を探してみてください。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年7月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。