なぜそれでも蓮舫だったのか~どうせ数ヶ月で辞めるから?

2016年09月16日 09:20

民進党の政治家たちと話していて、蓮舫さんを支持していた人も含めて、本気で蓮舫さんが二重国籍問題が重大でないとか、この事件の推移のなかで露呈した資質の欠如が野党第一党の代表、さらには、首相として問題ないとかいう人はほとんどいない。

嘘つきだからいかんというのは、池田信夫さんだが、私には記憶力の悪さが気になる。過去の大事な経緯だとか、きのうのインタビューで話したこととかを憶えていないという人がプーチン大統領とまっとうな議論を出来るはずがない。

それではなぜ、蓮舫さんが選ばれたかと言えば、ほかの二人を選ぶより自分たちにとって都合が良いというだけだ。なにより、前原氏や玉木氏が選ばれたら二年間の任期をつとめることになる。しかし、蓮舫さんなら数ヶ月の命だろうからもういちど代表選があるからああわよくばとかいうことになる。

選挙というものの矛盾がもっとも吹き出すのは、選挙中に異変があったときだ。アメリカ大統領選挙でもヒラリーの健康不安説が唱えられて大荒れだ。今回のように選挙戦がかなり進んだ段階で、私は中国(台湾)籍ももっていましたとかいわれても、残りの前原・玉木だけで選挙を続けるのも蓮舫を支持してきた人には腑に落ちないし、一方、選挙を立候補手続きからやり直しというのも残りの二人が受け入れない。

もし、それを避けようとすると、なにかあったときの代理を決めておくことしかないか。アメリカではそういうときは、副大統領候補が続けることになるのだろう。

※アイキャッチ画像は民進党公式サイト、蓮舫氏の新代表就任会見動画より(編集部)

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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