心配になる民進党の将来

2016年09月28日 06:00

まあ、撤回しない、という答えを安倍総理から引き出したかったのだろうが、民進党はどうも不器用で、進歩がない。

自民党の憲法改正草案など今は単なる紙屑程度の価値しかなく、本当の憲法改正議論を進めるためには無用の長物と言わざるを得ないのだが、折角お蔵入りを考えていたはずの自民党の幹部に、如何にも自民党の憲法改正草案は自民党の大事な宝物、みたいな扱いをさせてしまった。

誰が見たって自民党の憲法改正草案は国会の審議に堪えられるような代物ではないと思うのだが、いくらそういうものであったとしても、面と向かって撤回しろ、撤回しろなどと攻められたら、組織の長として、はい、分かりました、などと簡単に引っ込めることが出来ない筋合いのものだ。

撤回させる方法などいくらでもあるはずなのに、民進党の野田幹事長は、絶対に安倍さんが呑めないような条件を作り出しておいて、撤回せよ、撤回せよと叫ぶ。

芸がないな、と思わざるを得ない。

一本気というか、生真面目なんだろうが、その先のことを何も考えていないようなので困る。

あれは議論の叩き台というか、叩かれ台なんだから、民進党さんの方でも案を出してくださいよ、と切り返されてお終いだということが分かっているはずなのに、あえて、撤回しろ撤回しろとしか言わない。

こういうやり取りを続けている限りは、中身の話にはなかなか入れない。
臨時国会の会期中は結局憲法審査会は開店休業ということにもなりかねない。

大事な憲法改正問題について民進党は相変わらず旗幟を鮮明にしない、何をどうしたいのかをいつまでも国民に示さない政党だ、ということになる。

新しい執行部に変わったというのに、民進党は相変わらずですね、ということになる。
いつまでも入り口でもたもたしている政党、何も決められない政党、どこに行くのかよく分からない政党だということになると、少しは期待し始めた人たちも、なーんだ、ということで踵を返すことになる。

お客さんが帰っちゃうよー。

まあ、私は何でもさっさと仕上げるのが好きな方だから、いつまでももたもたしていると自分で動いてしまう。

私と同じようなタイプの人は、結構多いのではなかろうか。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年9月27日の記事を転載させていただきました。転載を快諾いただいた早川氏に御礼申し上げます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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