新丸ビル地下にあるゴディバに行ったら、ダークチョコデカダンスなる商品が売られていた。超訳すると「濃いチョコレート、悪よのぉ」という感じか。久々に「デカダンス」という言葉を見かけた。大きなダンスのことではない。退廃的なこととか、そういう意味だよね。
この言葉を知ったキッカケは、EXTREMEというバンドのアルバム1曲めが「デカダンスダンス」という曲で。高校時代によく聴いたし、ハードロック好きはみんなコピーしていたな。このアルバムには「モア・ザン・ワーズ」が入っていて。この曲が売れたから、彼ら、フォークデュオだと思われたのだよね。
これまた同じ頃に出たモトリー・クルーのベスト盤も『ディケイド・オブ・デカダンス』というタイトルで。その頃、「デカダンス」という言葉が自分の中できていて。英語の教科書にも出てこなかったけど、これをキッカケに覚えた。
国際教養学部の教員をしていて、2年生はいま留学に行っていて、1年生は必死にTOEIC対策をしているのだけど・・・。私、英語はもっと得意な人が周りにゴロゴロいたものの、なんだかんだいって英語は好きで。こういうふうに背伸びして洋楽聴いたり、映画みたり、プロレスのマイクアピールを訳そうとしてみたりして覚えたり。まあ、普通に英語力あげるなら勉強しろって話なんだけど、なんというか、こういう背伸びして英語関連の文化を学んでいる感じが好きだったな。
もっとも、おかげで、私の英語はだいぶ汚いらしく。ロック風、映画風に歌詞やセリフを真似して話したり、書いていたりしたら、大学時代に先生に「きみの英語は品がない」と注意された。ダハハ。
最近、また意識が高くなってきていて。英語をかっこよく話せる人材目指して頑張ろうって思ったよ。学生に負けずに勉強しますかね。
編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2016年11月15日の記事を転載させていただきました。転載を快諾いただいた常見氏に心より感謝申し上げます。オリジナル原稿を読みたい方は、こちらをご覧ください。