デジタルサイネージジャパン2016

デジタルサイネージジャパン。
DSJ2016、実行委員長として開幕ごあいさつ。
DSは街にしみだすデジタルとして元来IoTでした。それが4K8K、スマホ、SNS、AIと融合していきます。2020に向けた世界先端のサイネージの姿をごらんください!
入口のDSCエリアでは「デジタルサイネージ2020」発売中です。
この1冊で全てがわかります。
事務局おつかれさま!
 
PDCが8Kの写真から自動でCG動画を生成するシステム。
早くも8Kはコンテンツ制作の時期に入りました。
 
パナソニック。
ミラノサローネ2016に出展した「KUKAN」。
でけえ。
E3。
LED透明タッチパネルディスプレイ。
IMP。
インタラクティブマネキン。
三友。
裸眼4K3Dシステム。
既存の3Dコンテンツを再生できます。
ASUKA NET。
大型の空中サイネージ。
反射型です。
ニューフォリア。
総務省の進めるおもてなしサイネージ。
文字+音声の多言語システム。
オペレータとのやりとりも自動翻訳されます。
マル協モアテレビ。
スマホ・タブレット+wifiでTVが見られる。
その画面で直接webにも飛べる。
手元デバイスで見る+触る。
テレビとネットがコンテンツレベルでも直結する仕組み。
TBS。
IPDCエリア放送。
中日クラウンズでホワイトスペースを利用して実証実験。
各ホールの情報や選手のデータを手元のタブレットに表示。
デジタルサイネージアワード2016。
43作品に応募いただきました。
世界最先端のサイネージが集結しました。
今年も審査委員長を務めました。
 
グランプリ、クリエイティブ部門、広告部門
イメージソース上海「Glico Happy Pocky Faces」
1344個のポッキーの箱にモーターをつけて、ユーザーの顔の映像をリアルタイムに表示する巨大ディスプレイ。
グリコはトリプル受賞でした。
石巻のメーカーが作ったサイネージを上海で展開。
デジタルのディスプレイではないが、デジタル。
ロケーションは海外だが、日本が海外に進出するモデル。
このインパクトが最多得票につながりました。
Glico Happy Pocky Faces。
 
技術・ハード部門
NTT IT、ソニーマーケティング「HTML5 web-basedサイネージ」。
テレビをLANにつなげばSTB不要のサイネージに。
今後のDS普及のカギを握る技術です。
 
技術・ハード部門、クリエイティブ部門
安川電機・乃村工藝社「ロボティクスサイネージ」。
7軸産業用ロボットを8台使い、46インチの液晶をもたせ、ロボット同士が協調・連動して空間を演出。産業ロボットとエンタメの結合。
安川電機・乃村工藝社コンビは「メカトロニクス・ウォール」でも技術・ハード部門を受賞しました。
 
インタラクティブ部門、ロケーション部門
楽天「DYNAMITE BOAT RACE Inning」
楽天イーグルスの試合の4回ウラ、大型ビジョンでボートレースを展開。
観客はスマホ連打で選手を加速。
参加型インタラクティブです。
 
インタラクティブ部門、広告部門
電通「デスノートパーソナライズドサイネージ」
ドラマ開始に合わせて渋谷駅のサイネージをジャック。
顔認識で似顔絵を描いたり占いをしたり。
ドラマの主人公とパーソナルな体験を楽しめます。
 
ロケーション部門
JR東「E235系車内デジタルサイネージ」
デジタルサイネージ電車。
トレインチャンネル17インチ、窓上21.5インチ3、サイドチャンネル21.5インチ。
デジタルサイネージアワード2016、受賞作品、こちらに。
 
ダブル・トリプル受賞が目立ちましたが、中味は多様です。
大画面の参加型、メカやロボティクスを使ったモデル、球場や電車という公共空間を使うもの、HTML5で簡単に伝送できるもの。
2020に向けて広がっていくモデルが現れてきました。

 

日本を世界一のサイネージ大国にすべく、広げましょう。


編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2016年11月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。