2013 年頭所感
http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2013/01/20122013.html
2014 年頭所感
http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2014/01/20132014.html
2015 年頭所感
http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2015/01/20142015.html
2016 年頭所感
http://ichiyanakamura.blogspot.jp/2016/01/20152016.html
いつものとおり、2017年を始めるに当たって、2016年を振り返ります。
「City」「Cool」「Convergence」3本柱のプロジェクトです。
1 CITY
1) CiP
港区竹芝にデジタル・コンテンツ産業集積特区を作る「CiP」。Pop Tech 特区CiP。昨年、一般社団法人「CiP協議会」を設立し、2020年度の街開きに向け進んでいます。
2) 超人スポーツ
身体と技術を融合させ、人機一体の新しいスポーツを開発する「超人スポーツ」。稲見昌彦さん・暦本純一さんとぼくが共同代表、南澤孝太さんが事務局長となって昨年「超人スポーツ協会」を立ち上げました。
3) Tokyo Crazy Kawaii
マンガ、アニメ、ゲーム、ファッション、食、雑貨などなど、クールジャパン業界の総合力を海外に発揮するビジネス
http://www.crazykawaii.com/
2 COOL
1) Artist Commons
アーティストに固有のIDを付与し、コンテンツやグッズ、ライブ等の情報を展開しやすいようにするプロジェクト「Artist Commons」を音楽業界と進めています。
政府クールジャパン戦略にも明記され、CiPをベースに展開しています。経済産業省の支援を得て、データベース作りをスタートさせました。
2) アニメマンガビジネス
日本動画協会「アニメビジネス・パートナーズフォーラム」。アニメ等のコンテンツ分野がパートナービジネスを開発する活動に協力しています。CiPではこれを横展開させ、出版等の分野のビジネスマッチングを進めます。
http://abpf.jp/
http://kaigaimangafesta.com/
3) 京都国際映画祭
吉本興業が主導する「映画もアートもその他もぜんぶ」のイベント、京都国際映画祭。昨年からぼくが実行委員長に就きました。京都の街を広く使い、他のどこにもない祭典にしていきます。先輩格の沖縄国際映画祭との連携も深めてまいります。
内閣府・知財本部では座長として、次世代知財システム、コンテンツ海外展開強化、アーカイブ利活用促進などを柱とする知財計画2016を策定。世界に先駆けてAIの知財問題に取り組みました。2017計画に向け、新世代知財委員会の委員長を務め、AI問題を深掘りするほか、映画振興委員会の委員長も務めます。
6) その他
日本のクールを発信しつづける番組、12年目に入ります。「ハイテク生活」「部活」「猫」「ゲーム」「ボランティア」の巻に参加しました。まだまだネタはあります!
ITを駆使する現場を訪ねるBSフジの番組、メイン司会を務めました。スポーツ、サーカス、自動車、医療、さまざまな先端を紹介しました。
3 CONVERGENCE
1) デジタルサイネージ
社団法人化したデジタルサイネージコンソーシアムを軸として、2020年に向け、多言語・防災おもてなしサイネージとが国家課題と位置づけられ、総務省2020年ICT懇談会の場で方策づくりが続いています。これを推し進めます。総務省の実証実験にもCiPとして参加・協力致します。
放送の電波に通信技術であるIPを乗せるサービスを開発するIP Data Casting(IPDC)。代表を務めるIPDCフォーラムとともにCiP特区でのメディア融合実験を企画しています。TFMグループが進めるVlowマルチメディア放送もCiPでの通信・放送融合実験を計画中です。民放連でぼくが座長を務めるネッド・デジタル研究会でもこれら企画を論議していきます。
http://www.ipdcforum.org/
4) IT政策研究会
スタンフォード大学アジア太平洋研究センターAPARCとの共同でIT政策に関する研究を進めています。日米の政府・企業関係者とともに政策の整理をします。
http://www.itpolicy-roundtable.net/
5) その他
◯ ネット炎上
ネット炎上対策を講ずるプロジェクト。会長を務める社団法人ニューメディアリスク協会とともに、事例調査、啓発教育などの活動を進めています。
オープンデータ対策を進めます。VLED(社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構)に協力し、普及啓発に努めています。
http://www.opendata.gr.jp/
4 参考
編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2017年1月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。