千代田区長選に各陣営はどう臨むのがいいか

2017年01月17日 06:00

誰も私のところに相談に来ないので、知恵の出しどころに困っている・・・、というのは冗談だが、大阪府の四条畷(しじょうなわて)の市長選挙で現職の市長が若干28歳の新人候補に敗れた、というニュースを聞いて、ひょっとしたらどこかで心を痛めておられる方々がいるかも知れないな、と思って、高齢多選批判噴出必至の千代田区長選について書いておくことにする。

私は、どんなに立派な人でも、適当な時に後継者にバトンタッチをした方がいい、少なくとも自分の地位に恋々として辞め時を失うような醜態は人目に晒さない方がいい、という立場に立っている。

適当な後継者がいない、と言って自分の地位にしがみつく人がいるが、大体は後継者を育ててこなかったご本人が悪い。適当な時に世代交代をした方が人生が豊かになり、幸せなことが多いですよ、と一般的には申し上げるのだが、まあ、特別の事情がある時は1回ぐらいは止むを得ないかな、とも思っている。

現職の千代田区長さんは75歳だそうだ。
まあ、世間的には高齢者に分類されるだろうが、高齢者だからと言って他人より能力が落ちるとか体力が落ちるということには必ずしもならないのだから、区長の職を続けられるのには特に問題がないと言えばないのだろう。

しかし、いつまでやるのか、後継者はちゃんと育てているのか、千代田区政の将来展望はしっかり描いているのか、などということは明らかにしておいてもらわなければならない。

18歳選挙権が既に施行されているのだから、年輩者が多い千代田区でも若い方々にどれだけアピールできるのか、ということは重要な選択の要素になるはずである。
小池さんの支持を得ています、という程度のアピールではとても足りないはずである。

私だったら、女性の副区長候補と一体になっての選挙を心がけるところだ。
適当な女性がいなければ、やはり清新な魅力を持った若者を登用する。
この若者に将来を託したい、私の傍でしっかり区政を学ばせておきたい。
そのくらいのアピールをすることである。

年齢でもって画一的に立候補の可否を判断すべきではないとは思っているが、現実の選挙では年齢が大きなハンデになることもある、というのは四条畷の市長選挙で目の当たりにしたことである。
くれぐれも小池さんの勢いを削ぐようなことになりませんように。

そう願いながら、一言書いておく。

参考:四條畷市長に28歳の東氏初当選…全国最年少に(読売新聞)

新人候補側の秘策、ありやなしや

千代田区長選は、結構重い。

挑戦者側にどんな秘策があるかでずいぶん選挙結果が左右されそうだ。
見ている限りでは、挑戦者は組織選挙をするようである。

ああ、勘違いしているな。
組織選挙に頼っていたら、碌なことはないぞ、というのが私の感想である。

若い人が有利だ、などと言っても、40代になってしまうともう若さを売り物には出来ない。
20代の人たちから見ると、40代の人たちはもうおじさん世代だろう。
確かに社会の中堅クラスだから、国政だったらそれなりの活躍の舞台が待っている、と言えるのだが、中間管理職クラスの人にはよほどの実績がないと普通の人はそう魅力を感じない。

うーん、この人の場合は票を掘り起こす力が足りなそうだな、という印象である。

まあ、ガチのエリートの一人だったら、残念ながら一般の方々に対するアピール力が足りない。
破天荒な人生でも送ってきて、それなりの実績を挙げてきて、それなりに語ることが多い人なら別だが、普通のエリートにそういうことを求めるのは無理というもの。

無難だけでは、選挙に勝ち抜くのは難しい。
能吏にはなれるだろうが、ただそれだけのことだ。

うーん、こういう人からアドバイスを求められたら何と言ったらいいだろうか、などということを考えている。

思い切って泥臭くなることですね。
エリート臭をなくすことですね。
野武士のような逞しさを身に着けることですね。

そんなところだろうか。

こういう人が、組織選挙に頼らないで、自分たちの手作り選挙、大勢の仲間たちが集まってのワイワイ選挙をやるようになったら強い。
四条畷の市長選挙は、多分若者たちが集まってのワイワイ選挙、燃える選挙だったのだろう。

ドンが後ろに控えての自民党丸抱えの組織選挙では、多分若者たちが集まってこない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年1月16日の複数記事のうち、千代田区長選関連のエントリーを統合して転載させていただきました(アイキャッチ画像は、おときた駿氏のブログより)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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