紛らわしいと言えばこれほど紛らわしいことはなく、こんな風に抱きつかれてしまったらさすがの小池さんも気持ち悪くなって振りほどきたくなるだろうが、ついに民進党都議団の方々が民進党という名前を捨てるという重大な決意をするに至った。
民進党の支持率が一桁台でさ迷っている以上いつまでも民進党の看板なりブランドに頼っていられない、という悲壮な決意からの会派名の選択なり統一会派の結成なんだろうが、気の毒と言えば気の毒、仕方がないと言えば仕方がないことではある。
この際、思い切って会派を解体して、本当に小池さんの会派入りを希望されるのだったら改めて都民ファーストの会に入られたら如何ですか、とアドバイスするところだが、皆さん、都民ファーストの会に入るほどの勇気はなさそうだ。
どうやら都民ファーストの会と公明党都議団の間では選挙区調整の話し合いが出来るようだが、民進党の皆さんとは不可能なようである。
名前を変えただけで中身は一緒じゃないか、というのは、共謀罪とテロ準備罪と同じようなもので、名前が変わっただけではどうしようもない。
「東京改革議員団」
如何にも東京大改革宣言をしている小池さんの直系都議団のような名称だが、昨年の都知事選挙では小池さんの対立候補の選挙運動に熱心に奔走していた人たちばかりのようだから、皆さん、一度頭を丸めるぐらいのことをしないと誰からも信用されないことになる。
みんな一緒、は、やはり駄目である。
一人一人、頭を丸める必要がありそうだ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年2月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。