ポスト安倍を睨み、民進党もそろそろ行動を起こすべき時では

民進党の支持率がせめて20パーセントぐらいにはなってもらいたいと思っているのだが、今は共産党の支持率よりも低くなっているなどというニュースを聞くと、さすがにゲンナリになる。

民進党はどこで間違えてしまったのかしら。

こんな調子では、民進党は自民党や安倍内閣を牽制する力にはとてもなれない。

自民党はともかく、安倍内閣には黄信号が点滅し始めている、というのが私の見立てなのだが、民進党の皆さんにはその辺の感覚はないのだろうか。

民進党の看板を背負って一生懸命頑張っている地方議員の方々や次の衆議院議員選挙に民進党の公認候補として立候補すべく準備されている方々が気の毒になる。

まあ、7月の都議会議員選挙の結果を見て、党勢不振の責任を取って蓮舫さん代表を辞任する、というシナリオが描かれているのかも知れないが、それにしても民進党の中での動きがまったく見えないのが不思議である。

自民党の中では、安倍後を睨んでの派閥の再編が加速度的に進んでいるようである。
通常国会が終わったら永田町の空気が一変するはずである。

それなのに、いずれは政権を担うつもりだという野党第一党の民進党では、誰も長期的展望に立っての行動を起こしていない。怠惰な人たちだなあ、と思わざるを得ない。

5月30日に民進党の若い地方議員の方々の勉強会に講師として呼ばれているのだが、今のままだと民進党の皆さんにたっぷり苦言を呈するだけで終わりそうだ。

まあ、それも勉強の内ということかも知れないが、森友学園問題や加計学園問題などで自民党一強政治、安倍一強政治の弊害が如実に現れてきている現在、民進党の中から何も動きが出てこないのは困ったものである。

あえて、皆さんにもガンバレ、と申し上げておきたい。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年5月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。