2017年版:米国で最も住みやすい都市、トップ10

2017年07月12日 11:30

過去に何度か取り上げながら、長らくフィーチャーしていなかったテーマの一つと言えば、米国で最も住みやすい都市ランキング。2017年版はどうなっているのか、久々にみていきましょう。

10位 ユタ州ソルトレークシティ
人口:223万5,531人
住宅価格中央値:24万7,052ドル
年収中央値:4万4,752ドル
→2002年の冬期五輪開催地は、2016年の27位から大幅ジャンプアップを果たす。住居費用は所得の26%なので、消費や貯金にまわせる余裕が違うかも?

9位 アイオワ州デモイン
人口:361万4,361人
住宅価格中央値:35万9,693ドル
年収中央値:5万9,060ドル
→米大統領選の予備選を開幕を告げる州の街は、住居費用が所得のたった23.8%と全米都市圏で最もお手頃だ。

8位 マサチューセッツ州ボストン
人口:469万4,565人
住宅価格中央値:32万1,436ドル
年収中央値:6万2,070ドル
→英国風の佇まいを今に残すボストンは、失業率が3.5%である上に年収の高水準で人気の都市。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、タフツ大学など数多くの有名大学をその近所に抱え、優秀な人材を輩出することから多くの企業が集まる魅力も。

7位 ノースカロライナ州ローリー、ダーラム
人口:175万865人
住宅価格中央値:21万9,466ドル
年収中央値:5万1,150ドル
→デューク大学やノースカロライナ大学、ノースカロライナ州立大学の3校で知られ、その手頃な生活費で人気。2011〜2015年の成長率は人口増加に支えられ、6.4%増を叩き出す。

6位 シアトル
人口:361万4,361人
住宅価格中央値:35万9,693ドル
年収中央値:5万9,060ドル
→アマゾンやスターバックスの本社を抱える都市は、通勤時間の短さが愛される理由のひとつ。片道29分だなんて、日本人には羨ましい限り?

シアトルと言えば、スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)を思い出してしまう筆者であります。

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(出所:Jason Burrows/Flickr)

5位 アーカンソー州フェイエットビル
人口:493万3,095人
住宅価格中央値:18万2,508ドル
年収中央値:4万3,570ドル
→人口増加が著しく、2011〜15年の成長率は6%超を記録。失業率は2.95%と全米の都市圏で最低である理由は同州に本社があるウォルマートではなく、アーカンソー大学や医療センターなど教育や医療機関が雇用を支えている点が大きい。

4位 ワシントンD.C.
人口:594万9,403人
住宅価格中央値:37万1,772ドル
年収中央値:6万5,910ドル
→トランプ政権に入って軍部以外の政府機関で雇用が一時凍結されたものの、上位をキープ。足元で失業率は5.9%と全米の4.4%を上回るものの、高所得でカバー?

3位 カリフォルニア州サンノゼ
人口:192万5,706人
住宅価格中央値:82万9,792ドル
年収中央値:7万8,620ドル
→シリコンバレーのど真ん中に位置するだけに、住宅価格はトップ10内で断トツながら上位を維持。失業率は3.0%と全米最低付近となる。

2位 コロラド州デンバー
人口:270万3,972人
住宅価格中央値:30万1,300ドル
年収中央値:5万4,450ドル
→2016年の1位から、陥落。同性婚やマリファナ合法化にいち早くリベラルな州にある自然溢れる都市は全米から人を惹き付けるだけでなく、失業率は3.2%と全米での下限に位置する。

1位 テキサス州オースティン
人口:1,88万9,404人
住宅価格中央値:35万9,693ドル
年収中央値:5万9,060ドル
→IT企業にとって、カリフォルニア州サンノゼやワシントン州シアトルに代わる拠点として選ばれしオースティンが1位に輝く。2011〜15年の成長率は、10.5%増とその力強さは文句なし。テキサス州にしてその自由な気風が人口増加につながり、マンハッタンに住んでいた大手米銀の債券担当ディレクターも仕事を辞め家族を連れてこちらへ引っ越していった。2010年公開のガールズ系青春映画「ローラーガールズ・ダイアリー(原題:Whip It!)」でも、主人公が住む町の隣にある大都市として登場している。

——いかがだったでしょうか?トップ10では全て別の州の都市が並んだものの、トップ20ヘ広げると2つの都市をランクインしていた州が2州あります。それは・・・東のノースカロライナ州と、西のコロラド州です。両州とも自然の宝庫としてその名を轟かせるだけでなく、低水準にある税率アピールしてきました。法人税率はコロラド州で4.63%、ノースカロライナ州で3.0%と、それぞれカリフォルニア州の8.84%を大きく下回ります。所得税率はコロラド州で一律4.63%、ノースカロライナ州で5.49%だといいますから、年収水準によって6.65〜8.82%のNY州民にはまばゆいばかり。筆者も次に米国に住むなら、NY州など高税率の州以外がいいですねぇ・・。

(カバー写真:Jason and Tina Coleman/Flickr)


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2017年7月11日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。

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