朝日からアゴラに言論の“主役交代”:蓮舫事件に思う

2017年10月30日 10:00

フリーライターの山田高明さんがブログで、「アゴラ砲に殺された民進党」という記事を書いている。

民進党は今現在、哀れなプラナリアのように四つの勢力に分裂して生き長らえている。今回の選挙結果が一連のプロセスの区切りだとしたら、「始まり」は何だったのだろうか。私はまさに八幡和郎氏による次の記事だったのではないかと思っている。「蓮舫にまさかの二重国籍疑惑」(2016年08月29日)

という出だしに始まり、

誠実な対応によってのみ消火可能だったのに、彼女を露骨に援護射撃した朝日毎日や左派系知識人の尻馬に乗ってか、同じ様に批判を排外主義や差別主義へとすり替えてしまった。だが、「赤いパスポートになるのが嫌だった」という本音を持つ人が、なんで日本の国会議員になろうと思ったのか、なってどう国家に奉仕する意志だったのか、誰であろうと疑問に思うのは、素朴な庶民感情として当然のことだ。

興味深いことに、上のような現象は、これまで新聞・週刊誌やワイドショーなどのメディアが火付け役だった。ネットメディアから放たれた「実弾」がここまで政局を揺るがした例は、国内史上はじめてのケースかもしれない。これはまた、ネットを通して大衆に広まった「野火」が、朝日毎日といった既存メディアの権威と力をもってしても消火不能だったことを意味している。力関係の逆転とまでは言わないが、大衆による情報の拡大再生産がメディアの大衆操作力を打ち破った例として、ある種の歴史的な転換点だったのは間違いない。

(中略)

ここまで急激に民進党が衰退して離散を余儀なくされたのも、元はと言えば、八幡和郎氏が放った一発の「銃弾」がきっかけだったのかもしれない。

で終わっている。

このブログではアゴラや私が民進党をつぶしたようにいわれているが、もし、蓮舫さんが私の指摘を受けて代表選挙への出馬辞退をしておけば、私たちは民進党を創立早々の瓦解の危機から救った救世主と言われて、自民党から恨まれていたはずだ。

ジャーナリズムというのは、どの政権や党を「助けよう」とか「つぶそう」とかいう気持ちで行動するのは邪道だと思います。その意味でも最近の朝日新聞など、ジャーナリズムの名に値するか疑問なのだ。

それでは、アゴラに朝日新聞などが“負ける”はずなのです。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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