どうやっても都知事選にはならない

早川 忠孝

都知事公式FBより:編集部

年が革まったら、いい加減に小池さんに対するディスリはお止めになった方がいいと思うが、週刊文春の方やマスコミの方はまだ小池バッシングをしていると週刊誌の売り上げが増えると思っておられるのだろうか。

まあ、新しいネタがない、という証拠なんだろうが、小池さんにインタビューするのならもっと別のことを語らせたらいい。3日前の古新聞を読んでいるようなもので、右から左にゴミ箱行きのような話である。

小池さんが失脚して、今年都知事選挙が行われることを想定しての都知事選挙候補者占いの記事がアゴラに掲載されていたが、アゴラにしては筋が悪い。

かなり蓋然性が高いのであれば、候補者として名前を取り上げられた人たちもそれなりに名誉心をくすぐられ、場合によってはやる気にもなるだろうが、あり得ない可能性を何重にも積み重ねての都知事選挙の話だから、話のタネや酒の肴ぐらいにはなっても、まあ基本的には与太話の類だろうと思う。

小池さんが本当にピンチに陥ってから、こういう記事を書かれた方がいい。

都議会公明党が小池都政に対して批判の火の手を上げたのならともかく、都議会公明党はあくまで是々非々のはずだから、小池さんが公明党の予算要求を端から退けているという事実がない限り都議会公明党が小池さん潰しに動くことはない。

あれこれ想像を逞しくされること自体は自由だが、記事にされるには早過ぎる。

私が見ている範囲では、都民ファーストの議員であえてこの段階で小池さんに反旗を翻しそうな人はいない。

音喜多さんや上田さんと違って、今都民ファーストにいる人たちは、小池さんっての都議会議員ばかりだから、半年やそこらで自立を考えたり、反旗を翻すなどということはおよそ考えられない人ばかりである。

くれぐれもお間違えの無いように。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年1月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。