元IT副大臣53歳のセカンドスクール③

2018年01月22日 06:00

「開講日になってしまったけれど・・・」

1月13日この日は長女の誕生日なのです。自分で時間をつくることが出来る状況にある中で、家族一緒に”誕生日”という時を過ごすことはとても重要です。逆に言うと13日は自宅に居なくてはいけないという事です。もちろん居たいと思っていますが。長女は小学校2年生で、この頃の子供には珍しくケーキ嫌いです。誕生日と言えばケーキにロウソクが定番ですが、僕の家では2色ゼリーの上にフルーツが乗っていて、そこにロウソクが刺してあるのです。ワイフはもともとお菓子の先生なので、どんな無茶も適えてくれます。バーズデーゼリーを食べながら、3歳と小学校2年生の娘、そしてワイフにも2か月会えなくなると思うと寂しい気持ちです。

「沖縄のコザに泊まり込んで、プログラミングスクールに通いたい」ワイフに最初にこの話をした時には、さすがに「何で」と聞かれました。「今まで国のIT政策をつくってきたけれどプログラムが書けたわけではない。政治の世界に戻る時までに、自分をレベルアップして、もう一度IT政策に関わりたい」と。そして「政治家を引退した時、地域で活動している予算のないサークルに、しゃれたホームページをつくってあげたい」と。「へぇー、そうなんだ。今までも朝から晩まで。週末も、夏休みも、冬休み無いし。家族旅行どころか、新婚旅行もなかったし。まぁ、家は単身赴任の家庭のようなものだったからね。行って来たら」。確かにワイフや子供たちにとっては、単身赴任と見られていたと思うのです。いろいろ思いもあるだろうけれどワイフはいつも、僕の我がままを許してくれています。

一度落選して、やっと横浜市会議員になれて、そして2期目、生意気にもトップ当選を目指して活動し、7議席の中で2位で当選しました。そんな頃、ワイフと出会い、大変だったけれど2期当選したし、選挙にも自信がついてきたし、結婚しようと決めました。ワイフの実家に挨拶に行った時にも「落選しませんから、娘さんを路頭に迷わせるようなことになりません」と言い切ったのです。そして義理の母から「よろしくお願いします」と言われて結婚しました。

しかし、12月に披露宴を終え半年、予想外の展開になっていきます。僕の選挙区であった神奈川8区の衆議院議員候補予定者が、急遽出馬を取り止めることになったのです。そして僕が出ることに。神奈川8区は小選挙区制度が始まって以来、小選挙区、比例重複合わせても誰一人当選したことのない、自民党には大変い厳しい選挙区です。衆議院選挙に出馬するということは落選というハイリスクを常に背負うことになるのです。この時もワイフは「好きなようにしたら」と背中を押してくれました。それは路頭に迷うことを覚悟するということでもあります。結果、今日を迎えることになっているのです。落選して、家族で過ごせる時間が少し出来たにも関わらず、2か月間、家からいなくなるということに、賛同してくれるワイフに感謝しています。罪滅ぼしにはなりませんが、毎日18時にfacetimeでワイフや子供たちと話をすることにしました。

1月14日(日)11時30分のJALで那覇に出発です。自宅の最寄り駅(徒歩7分)であるたまプラーザ駅から羽田空港へ高速バスが出ています。普段頼んだこともないですが、ワイフが「車で送って行こうか」と。確かに2か月分の荷物を詰めたスーツケースは大きですが、ワイフに初めて送ってもらいました。もちろん、二人の娘も一緒です。バイバイと手を振る3人を見るとプログラミングにめげるわけにはいかないと、気持ちが高ぶったのです。13日に知人から「相談事があるので会えないか」とLINEがあり、「明日から2か月沖縄に行くので、急ぐのであれば明日、羽田空港9時なら」と返信したのです。2か月間居なくなるといういうのは、こういうことなのです。

僕が今まで取り組んでいたITや水素エネルギーに関するアドバイスを求めにくる人がいます。特にベンチャー企業が多く、彼らには事業を成功させて、多くの税金を払ってもらいたいと思っています。とかく、政治は使い道ばかりに思いがいってしまって、税収を増やすということを疎かにしがちなのです。打ち合わせが終了し、機内に。今や、チケットをネットで予約し、座席を指定し、スマホのQRコードで搭乗できる。それだけではなく、機内に預ける荷物のタグ出しもQRコードで行い、自分でスーツケースにつけてチェックインカウンターに出すのです。正にIT化による利便性と生産性の向上です。

14日から予習を始めたというのは、実は機内でスタートしたという事なのです。JALの羽田ー那覇線は機内無料Wi-Fiが完備されていて、初めて予習テキストとなっている「Progate」を開きました。え、HTML&CSS初級・中級・上級、先ずはこれをやらなくてはいけない。その先は、java、python、・・・・。もちろんプログラミング言語など勉強したことないので、急に高い壁が見えてきた気がしたのです。予習スタートです。あっという間に、那覇空港に到着し、2か月過ごすことになるゲストハウスキャサリン向かいました。

とにかく、予習を進めるしかない。キャサリンに到着し、荷物をほどくと同時にパソコンを取り出し、HTML&CSS初級を再スタートしたのです。とにかく明日の開講日までに出来るだけ進めておきたい。前日から徹夜となり、15日の午前中も予習に取り組むことになったのです。2か月間僕とプログラミングスクールに通うパソコンは、マイクロソフトのサーフェス・プロにしました。スクールではマイクロソフトではwindws10、アップルではOS X Yosemite以降のPCを持参することとなっています。僕のお供はサーフェス・プロです。途中で壊れても困るので、Mac book proも予備として持って来ました。

1月15日(月)13時、いよいよ開講となりました。福田峰之の新たなスタートが始まったのです。この時点で授業についていける自信は正直ありませんでした。

次回は「スクール初日。最年長生徒」です。


編集部より:この記事は元内閣府副大臣、前衆議院議員、福田峰之氏のブログ 2018年1月21日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。

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福田 峰之
前内閣府副大臣、前衆議院議員

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