イチローは、二刀流で50歳現役を目指すべき

2018年05月04日 11:30


イチロー外野手(44)がマリナーズの球団の会長付特別補佐に就任し、選手としては今季の残り試合は出場しないことになった。これを事実上の引退と見る向きもあるが、必ずしも、そうでないと思う。

今期のイチローは、マリナーズへの復帰が遅かったために、十分な準備なしにシーズンに突入している。これまでのように、低空飛行で夏まで過ごし、後半になって徐々に成績を上げて辻褄を合わせるという、マリナーズからヤンキースに移籍した頃からのスタイルが許容されることも少し難しくなってきた。一方、いまさら、マイナーで調整しながらチャンスを狙うというのもプライドが許さないだろうから新しい方針を必要としていたのだろう。

それなら、どういう可能性があるかといえば、ひとつは、日本で50歳を目標にマイペースで続け、50歳になった頃に可能なら短期だけMLB復帰して引退というのもありかと思った。

しかし、今回の決定は悪くないと思う。マスコミでは来期の日本での開幕戦に出場して花道とするという説もあるし、それもいいが、それではあまり面白くない。

私の提案は、これから、残りのシーズンやシーズンオフにかけて、スタイルの変更に取り組むことだ。調整方法も徐々に調子を上げるのでなく、故障者などが出たときに短期で調子が出るようなものにすべきだ。

まず、打者としては、フル出場型でなく、代打と守備固めを主にするスタイルへの変更だ。そのためには、ホームランを狙うスタイルに変えた方が良い。

もうひとつは、投手としての可能性だ。投手の方が打者より長持ちする可能性があることは周知の事実だ。これまでイチローはMLBでも日本でも投手をしたことがある。しかし、きちんとした練習はしていない。しかし、来季を目標にしたら、投手デビューは可能だと思う。

エンゼルス戦で大谷との直接対決がなくなったのは残念だが、2打席くらいヒットが打てなくておしまいも嫌だったのだろう。むしろ、「新旧二刀流対決」こそイチローが目指すべきではないか。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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