御礼!ギャンブル等依存症対策基本法成立

2018年07月07日 11:30

昨日(7月7日)は、私たちギャンブル依存症者とその家族にとって、大変画期的かつとても嬉しい日となりました!

それは他でもありません「ギャンブル等依存症対策基本法」が、参議院本会議を賛成多数で通過し、無事成立となったのです。

まさか、こんなに早く、そして本当にこの法案ができるなんて…
感無量!応援して下さった皆様方に感謝しかございません。
本当に有難うございました。

唯一残念だったのは、ギャンブル産業側からの依存症対策費の拠出が実現できなかったことです。
ギャンブル依存症対策は、税金を使って国民に負担を求めるのではなく、受益者負担で対策を行って欲しい!これは我々の悲願であり、社会の好循環を生む仕組みです。

また、依存症対策を「しっかりやる!」といくら言われても、予算が確保できないのであれば、それは絵にかいた餅です。依存症対策の規模感を明確にして欲しい!
IRの問題とも絡め、引き続きこの件は求めていきたいと思います。

積み残しもあり、100点満点の法案ではありませんが、それでも依存症業界側からは殆ど我々ギャンブル依存症者の家族だけで、ロビー活動し、成立させたこの法案。
本当にこんな日が来るとは4年前には思ってもみませんでした。

何にも知らない、おばちゃん軍団が「カジノができるなら、アルコールと同じように基本法が欲しいよね~」と発案したこの法案。思えば、考える会が立ち上がったばかりのあの頃、私たちは本当に無邪気でした。
けれどもその目標を掲げてから今日まで、全てが初めてのことだらけの中で苦難の連続でした。

一歩進んでは、三歩後退するような日々。
まさに五里霧中で、ロビー活動とはこのように大変で、政治と関わっていくことは、こんなにも心病むのかと暗澹たる思いでした。

けれども知識も経験も、お金も、地位も名誉もなく、小さな、小さな団体で、関わって頂いても何のメリットもない私たちに、手を差し伸べて下さる方々がいました。

まずは、経産省元官僚の宇佐美典也さん。
私たちが最初にお願いした、外部の助っ人です。
宇佐美さんがいなければ、私たちは国会に質問主意書を提出することなど、絶対に不可能でした。

そしてもちろんアスクの今成さん。
アルコール健康障害対策基本法の経験を惜しげもなく私たちに分け与えて下さり全面的にサポートとして下さいました。今成さんがいなかったら、私たちだけでは到底どうしたら良いか?
全く分からず、道半ばであきらめていたと思います。

そして中谷元先生、熊野正士先生ら与党ギャンブル依存症PTの先生方。
馬場伸幸先生、高井たかし先生、初鹿明博先生、清水忠史先生、大西健介先生、薬師寺みちよ先生ら
野党の応援団の先生方。すっかりお偉くなられてしまいましたが、官房副長官の西村康稔先生。
沢山の国会議員の先生方にも、助けて頂きました。

日頃、医療や行政の悪口ばっか書いてますが、松本俊彦先生、森田展彰先生、蒲生祐司先生、佐藤拓先生などの先生方に、いつも親切にご指導、ご協力頂きました。

そして、アゴラ編集長の新田哲史さん、度々拙文を掲載して下さり、依存症問題の啓発に、本当にお力添え頂きました。新田さんのご協力なくして、私たちの発信力は決して上がらなかったでしょう。

こうして小さな私たちは、困っていた時に様々な方々に助けて頂き、今日を迎えることができました。
これからがこの法案に魂を入れる作業です。
まだまだ何も分からない私たちを、どうか引き続きお助け下さい。

そして、愛すべき仲間達へ。
やったね!
今はまだ、この法案の意味が分かって貰えなくても、私たちは後世の人達のために、仕事をしたね!
どうか、子供や孫が、依存症になっても、確実に救って貰える社会になりますように。

皆さま、本当にありがとうございました。
引き続き、ご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。


編集部より:この記事は、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表、田中紀子氏のブログ「in a family way」の2018年7月6日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「in a family way」をご覧ください。

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田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表

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