0泊3日、ドバイでユヌスさん

中村 伊知哉

2年ぶりのドバイ、よしもと御一行と0泊3日の強行軍。
快晴のバージカリファ、世界最高の建造物828m、あと20mで比叡山。
ノーベル平和賞受賞、グラミン銀行創始者、ムハマド・ユヌスさんとソーシャルビジネスの意見交換のため、日本とバングラデシュの間を取ってドバイで落ち合ったのです。
あんまり間ではありませんが。
2020年のドバイ万博には828mを超える新タワーを建てるんですと。
比叡山を超えるおつもりか。
世界一がお好きとはいえバチが当たりまするぞ。
ユヌスさんのソーシャルビジネスは、社会問題をサステナブルな「ビジネス」にする実装モデル。ぼくらはそれを、エンタテイメントやテクノロジーで解決できないかと考えるのです。
ちなみに2年前のドバイ訪問記。
「ドバイにはチキンカツカレーオムライスがあった。」
世界一大きいドバイモールにある世界一大きい水槽ですが、その上にましますLG製の巨大デジタルサイネージに目が奪われます。
ユヌスさん、日本は課題先進国でして、高齢化、少子化、所得格差、地域格差、自然災害などてんこ盛りで、それを楽しくテクノロジーでビジネス化できれば、新モデルになりませんかね。
2年前に比べてずいぶんとデジタルが増えて巨大になりました。
ユヌスさん「それら課題はドイツはじめ他の国々でも共通していて、それをグローバルに捉えることが大事。そして、教育にしろ創造力にしろ、解決策は目先のこととしてではなく、広い目的を持って対応すること。」
なかなかイケてるんです。
ユヌスさん「自分がもうかるのはハッピーだが、人をハッピーにするのは超ハッピー。そっちを目指したい。」
砂漠でバギーぶっとばしながら、考え中です。
ユヌスさんの言うのは”Think Big”ですね。
そのあたり今度またご指南ください。

編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2018年7月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。