政策至上主義は政局至上主義よりも優ってはいるが、一番肝心なものとは

2018年08月05日 06:00

石破氏新著書影より:編集部

政策至上主義という用語は政局至上主義に対する対語としては成り立つが、ちょっと原理主義的な臭いがしてならない。

政策の良し悪しがある、ということは承知しているが、如何に考え抜かれた政策であっても、よくよく検討してみると結構穴があるものである。

良かれと思って始めたことでも、やっているうちに襤褸が見えてくることがある。
バグがないように念入りに点検してきたつもりでも、バグが発生する。

政策に初めから完璧なものはない、くらいに思っていた方がいい。

政策至上主義は、政策を完璧なものと初めから見做しているようなニュアンスがあり、私はあまり好まない。
人はしばしば過ちを起こすものだ、と思っているので、特定の政策が完璧で誤りがないものだ、となどとは決していない。

やってみてダメだったら直せばいい、後で直せないような重大なエラーだけはしないようにして、ほどほどの結果を出せるような政策を推進すればいい、というのが私の基本的なスタンスである。

私を政局至上主義だ、などと誤解されている方がおられたが、私自身はむしろ政策を重視する方のタイプだと思っている。

まあ、安倍さんには退陣してもらった方がいいと思っているから、安倍さんが退陣しやすいようにあれこれ論陣を張ってはいるが、別に政局にすることを企図しているわけではない。

多分、朝日や東京新聞とは根本的にここが違う。

石破さんは人格的に優れており、政治家として信頼に値する人の一人だと思っている。
しかし、石破さんの掲げる政策にもろ手を挙げて賛成するかと言えば、必ずしもそうではない。

自民党にとっては岸田さんが次の自民党総裁として一番適当だろうと思っていたが、岸田さんが名乗りを上げるのを止めてしまったので、今は事態の推移を見守っているだけである。

これって、やっぱり政局至上主義?


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年8月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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