八幡和郎の石破氏への批判は度を過ぎているのか

2018年08月24日 20:00

石破氏と共演時の筆者(フジテレビ「バイキング」より:編集部)

『八幡さんの「石破叩き」は度が過ぎる』という記事を早川忠孝さんがアゴラに載せられた。仰々しいタイトルなんで反論してボコボコにしようかと思ったが、具体的にどこが間違っているとかいうことはまったくなく、「一目置いてはいるが、どうもちょっと度が過ぎる。そろそろ耳につき始めましたよ、と申し上げておく」とはなんだろう?

元自民党代議士で、最近は小池知事や国民民主党などに近い立場で論陣を張っておられるようだが、自民党のなかで混乱起こすことを画策するより、野党にしっかりするようにアドバイスされたほうが生産的だと思う(「生産的」とかいう言葉を使うとヘイトだといわれると困るが)。

「この人の手に係ると、石破さんは無能の政治家の代表のような存在に映ってくる。この人の言葉には、容赦がない。相手を目の前にしてよくそこまで言えますね、というところだ」

「これでもご本人は、敵意はない、と仰るのだろう」

と仰っている。

さらに、「安倍三選支持派の皆さんの期待を一身に背に負って、ひたすら石破バッシングをされているようである」ともされているが、私は自民党の支持者ですらない。野党が安倍さんに勝てるような存在になって二大政党制が円滑に機能するようになるというのが私の理想である。また、総裁任期満了なのだから、石破さんがチャレンジすることになにも問題はない。

ただ、資質においても、姿勢に於いても、政策においても、現状ではあまりにもお粗末な史上最低の総裁候補だと思うだけだ。しかし、つねに、私は石破さんにどうすればいいか現実に可能なアドバイスまでしているのである。無理はいってない。

ところで、あるところで石破派の幹部の講演を聞いた。安倍外交の大成功を称賛され、アベノミクスなどが一定の成果を上げたことも評価され、そのうえで、次のステップは別の人がやってもいいのではないか、というそれなりにもっともな内容だった。そういう言い方をすれば石破さんも勝てないまでもそこそこ善戦できるだろうし、いずれ来るポスト安倍の有力候補になれるのに、朝日新聞や野党と組んで罵詈雑言ばかりでは絶対にこういう人にやらしたくないと思う人が増えるだけだと思う。

私は、今度、『反安倍という病』(ワニブックス、9月7日発売)という本を出す予定でそのなかで、「反安倍」というのは、もはや、理屈では理解出来ないという意味においてだが、病気のようなものだという論陣を張っている。

石破さんもそれに感染したのかと言う気すらする。石破さんを青木幹雄氏にいわれてしぶしぶ推薦する、参議院竹下派の吉田博美氏も「相手への個人的なことでの攻撃は、非常に嫌悪感がある」と石破氏に注文をつけたが、石破氏は謙虚にそうしたアドバイスをどうして聞かないか不思議でしかたない。

『反安倍』という病 - 拝啓、アベノセイダーズの皆様 -
八幡 和郎
ワニブックス
2018-09-07
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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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