ぼくがPoliPoliに投資したワケ:テクノロジーで政治をアップデート

テクノロジーで政治をアップデートする、というPoliPoliのプロダクト、そしてチームの思想・理念、哲学に共感しましたので、株主という形で応援させていただくことになりました!

ネット選挙解禁後初となる2014年東京都知事選に出馬したのには3つの理由がありました。

1. 生きづらさを抱える人の居場所づくりを政治を通じて実現したかったこと。

2. 選挙においてネットをフル活用した民主的な仕組みをつくること。

3. 30-40代の立候補者がひとりもいなかったこと。

若い立候補者がいないということは、僕らの声の代弁者がいないということ。とても危機感を覚えました。このまま政治に遠くから文句を言いつづけたり、逆に無関心を決め込むのは、僕らが歳をとった時に「ああこの国にいてよかった」と思える社会づくりを放棄することなのではないか、と。

2020年オリンピックは区切りやゴールなどではなく、むしろその先数十年もこの国で生きる僕らの、今打てるひとつひとつの小さな一手こそが大事なのではないか、あの時はそう思いました。結果的に9万票5位で終わり、とても反省の残るものとなりましたが、あの時見えた世界は今も心に残っています

「若い僕たちの声なんて誰も聞いてくれない」そこからくる若い子たちの政治に対する無力感や無関心を払拭するために、クラウドファンディングによる出馬費用集めや、ツイッターで3万を超える小さな声を集めて、それを政策に落とし込むといったことをやりました。

渋谷駅前で二度、街頭演説は行いましたが、それ以外は基本的にツイキャスによる配信で双方向による演説(と言っていいのかわからんが)を行いました。車の上で高いところから「これが正解です」といったばかりに、がなるような、一方的な物言いはしたくなかった。

選挙後も政党を作ってみんなの政策を実現していきます、と息巻いたものの結局そこまでには至らず、応援してくれた方々には本当に申し訳ないという思いしかないのは事実です。ただあの時見えた世界は、CAMPFIREやリバ邸、NOWに思想としてインストールし、民間から何ができるのかと模索しつづけています

自分語りが長くなってしまった笑。”政治というイノベーションが遅れている分野を「エンターテイン」することで、 イノベーションを起こします。”というPoliPoliが若い世代から出てきたこと、そしてNOWとして参画できることを、とても嬉しく思います。

プレスリリース:トークンエコノミーで政治コミュニティを作るPoliPoliがNOWを新規株主に


編集部より;このエントリーは、株式会社CAMPFIRE代表取締役、家入一真氏のブログ 2018年7月17日のエントリーを転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、「Ieiri.net」をご覧ください。