関西生コン&辻元清美を朝日が報道した天変地異

2018年08月31日 17:30

森友事件と関連して「関西生コン」という東京の人には聞き慣れない名前がネットではしばしば登場してきて、それと密接なつながりのある政治家として辻元清美氏の名前も語られてきた。しかし、この問題について、大手メディアは頑なに報道することを拒否してきた。せいぜい、登場するとしてもネトウヨの流すフェイクニュース扱いだった。

そして、滋賀県警が、8月28日に全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(以下・連帯)の執行委員長、武建一容疑者(76)を恐喝未遂容疑で逮捕したときにも、産経新聞がベタ記事で少し触れただけのようだった。

関西テレビより:編集部

テレビでは、関西テレビがあとで紹介するように、詳しく報じ、NHKもローカルニュースでは少し流したので、なんとも勇気ある報道姿勢と誉められたものの、東京のキー局は無視した。

そこで、ネット上では、またもや、闇に葬られるのかと、憤激が満ちあふれていたのだが、なんと、『AERA dot』にネット限定の『週刊朝日』記事として『辻元清美議員に“ブーメラン”? 生コン業界の“ドン”逮捕で永田町に衝撃』というのが載ってるのを見て腰が抜けるほど驚いた。

今回の逮捕容疑になった事件は、武容疑者が、滋賀県内の工場建設工事で建設会社から生コンクリートの調達を請け負った商社の支店長に、組合の加盟業者を使うよう要求し、「大変なことになる」などと脅して契約させようとした疑いである。

関西テレビは、昨年の映像を公開し以下のように解説した。

連帯ユニオンの組合員がセメントを運ぶ車の前に立ちはだかり、出荷を妨害しています。数時間で固まってしまう生コンクリートの出荷が妨害されることもあり、その場合、固まった生コンは使うことができなくなるといいます。(中略)武容疑者らの指示で、残業代の未払いなど不法労働行為を探して、労働闘争として集団で会社に妨害や街宣を行い、解決金などを要求するということです。

そして、武容疑者からの妨害行為に遭い、繰り返し金を支払わされたという経営者の男性の「全部でおおかた1億2000万円くらいとられましたね」という談話も紹介した。

さらに、以下のような事例も紹介した。

一般人では考えられない嫌がらせをうける。例えば正月の元旦7時に、自宅の前で100人くらいで、奇声を挙げて罵る。うちでは5年間続いた」関係者によると、武容疑者は数十年間で100億円近い金を集めていたということで、警察は余罪や、背後に暴力団関係者がいないかなど調べています。

週刊朝日電子版は、さらに、以下のように書いている。

武容疑者は2005年にも大阪府警に強要未遂、威力業務妨害などで逮捕され、起訴されている。当時の捜査関係者はこういう。「武氏はトラブルをかかえる会社に乗り込んで、正月街宣や早朝から会社の前でビラ配りなど徹底した、いやがらせをしますのんや。それで音を上げた経営者から解決金名目でカネをとる。裁判でもそこらへんは出ましたが、ほんの一部でしたな。うちで組合のガサにいった時、すごい現金がでてきて、びっくりでした。億はあったはず。当時で100億円くらいは解決金で集めていたんやないかと噂になりました」

さらに、こんなことも書いてある。

「武委員長が逮捕とニュースでみて、凍り付くほど驚いた」とある野党の衆院議員の秘書は話す。」

として、辻元氏らとの関係についても詳しく報じている。

「立憲民主の辻元清美議員らはじめ、武委員長のお眼鏡にかなった野党議員はバックアップしてきました」 官報をみると、平成11年の辻元氏の政治資金管理団体「ポリティカ=きよみと市民」の収支報告書には、連帯がパーティ券50万円分を購入したと記載されていた。さらに平成12年にも「ポリティカ=きよみと市民」の報告書に、連帯幹部2人から計100万円の寄付をもらったことが記載されていた。

さらに、連帯が支援していた野党議員が多数おり、豊富な資金をバックに、選挙でも積極的に応援していたという連帯の関係者の談話を紹介し、東京へやってくると、豪勢な飲み会があり、「支援を受けている議員は、武委員長がやってくる日はどんな用事があっても、キャンセルしてやってきます。それくらい、手厚い支援が得られるからです」という野党議員秘書の証言を紹介している。

そして、官報に、平成11年(1999年)の辻元氏の政治資金管理団体の報告書に連帯がパーティ券50万円分を購入したと記載されており、平成12年(2000年)にも連帯幹部2人から計100万円の寄付をもらったことが記載されているとしている。

そして、『辻元清美議員に“ブーメラン”? 生コン業界の“ドン”逮捕で永田町に衝撃』とタイトルを付けて報じた。

びっくりして、朝日新聞が関西生コン事件をこれまでどう報じているかネットで検索したら、藤山顕一郎という映画監督が関西の生コン業界を舞台にした「仁義なき戦い2018」という映画を撮っているという話だけがヒットした。

菅原文太が沖縄知事選挙で翁長氏の応援で使った「弾はまだ残っとるがよ」という決めぜりふが頭をよぎるとかしている。関西生コンを善玉にした映画を朝日は支援したいということらしかった。関西生コンが辺野古移設反対運動の中核的位支援団体であるのはあるのは、武建一容疑者が奄美の徳之島出身であるのと関係するのだろうが。沖縄知事選挙に向けても激震になるかもしれない。

そこで、Facebookで、「高槻を地盤にする野党政治家が善玉で出てきたり、茨木の維新議員さんが悪玉で出てくるのではないだろうか。某学園関係者も登場?しかし、朝日新聞も分かりやすい」と皮肉を書いておいたが、その朝日がどうしてというのは、さすがの私も分析不能だ。

国会議員でもこの問題を取り上げてきたのは、足立康史とか杉田水脈といった怖いもの知らずの正義漢だけである。

『反安倍』という病 - 拝啓、アベノセイダーズの皆様 -
八幡 和郎
ワニブックス
2018-09-07
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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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