高齢者志向も度が過ぎる「サンデー毎日」

2018年09月03日 06:00

新田哲史さんの記事『産経が経営危機⁈ 安倍3選は紙媒体の終わりの始まりか?』に刺激されてダメダメ週刊誌を探したら、「サンデー毎日」にたどり着いた。9月9日増大号の高齢者志向はそれにしても度を越している。

記事に出てくる論客は藤木幸夫88歳、古賀誠78歳、内田樹67歳、倉重篤郎65歳。「美智子さまとその時代」という記事。山本五十六の死をめぐる海軍の隠ぺい工作。インパール作戦で倒れた巨人軍最強の捕手。百年前の言論弾圧「白虹事件」。

癌や生活習慣病を撃退する食事と死ぬまで歩く健康法。

サンデー毎日は大学合格者実績を毎年記事にし、今号にも私立大学の入試スケジュールが載っている。これらは若者向けと思っていたのだが、そうか、かわいい孫にアドバイスするおじいちゃん・おばあちゃん向けの記事だった。

表紙写真は木村拓哉で記事もあるが、木村拓哉ファンの中年層がサンデー毎日を買うだろうか。

日本雑誌協会の印刷部数統計では、サンデー毎日は79455部。雑誌の返本率は4割程度だから、8万部×400円×50週×0.6と計算すると年商は10億円を切る。

ネットも利用して、若者にもリーチする記事を出すように編集方針を変えるなどという当たり前の生き残り戦略もすでに手遅れのように見受けられる。新田氏がいうように、愛読者が介護施設に入って定期購読を打ち切ればサンデー毎日は廃刊になる。

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