アラフォー男子の憂鬱 高橋由伸は爆音で「大迷惑」を聴くべきだ

2018年10月12日 06:00

最初につくったコピーバンドでは、UNICORNの「大迷惑」を練習した。勢いのよいナンバーだが、ベースはそのノリとは逆に動いたりしてなかなか難しい。結局、バンドで良いノリをつくることはできなかったのだが。

他のメンバーが好きだからというので、なんとなく演奏したのだが。ぶっちゃけUNICORNは好きではなかった。当時は、歌詞の内容もよく理解できていなかった。ただ、いま振り返るとサラリーマンの悲哀で。せっかく家庭を築き、マイホームを手にいれたのに、転勤という話である。いまや、家庭を築き、マイホームを持つことも贅沢だと感じてしまうし、転勤があるということは大手かと思ってしまうのだが。会社に振り回される同世代のことを想像してしまう。

Wikipediaより:編集部

高橋由伸が巨人の監督を辞任した。野球には特に関心がないのだが、幼い頃からアンチ巨人で。だから語る必要も資格もないと言われそうだが、この件は何かを言いたくなってしまう。常に端境期を生き、実験台にされ、戸惑った、アラフォー男子として同情してしまうのである。

周りの期待に応えようとし、プレイヤーとして選手生命を全うしようとしていたら、監督就任を言い渡され引退。その後、成績は低迷。原監督が戻ってくるという。

会社に振り回される同世代と重なってしまう。切ない。松井秀喜にもイチローにもなれなかった彼だが、巨人軍監督にはなれた。ただ、この不完全燃焼感、会社に振り回されている感が実に切ない。

彼が今後、どのような人生をおくるのかはわからない。ただ、アンチ巨人の私でも、彼には同情してしまうし、自分や周りの同世代と重なってしまうのである。切ない。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年10月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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