青いスリッパのゴーン氏は見たくない

2019年01月09日 06:00

カルロスゴーン氏の拘留理由開示手続きが東京地裁で行われた。

多くの法律家が専門的な論評を寄せられることと思うので、それを楽しみに、私はあえて“スリッパ”についてコメントさせていただこう。

逮捕時と同じとみられる黒いスーツに白いシャツ姿で、足元は青いスリッパ。ネクタイはつけていない。午前10時半、手錠と腰縄を付けられ、拘置所職員2人に誘導され入廷。(毎日新聞

「青いスリッパ」ですか?

日産サイト、Wikipediaより:編集部

何かいやな予感がするのだが、いわゆる青と言うとビニールの便所スリッパというやつだったりするのでしょうか。

元旦の人気番組「芸能人格付けチェック」を見たばかりでもあり、つい思い出してしまいました。

「一流芸能人」が羊毛のスリッパ、「普通芸能人」は綿のスリッパ、確か「二流芸能人」まで落ちると便所スリッパだったはず。

なんか笑ってしまうような話だが、いやいやこれは実際にはシャレにならないですよ。

いや拘束している側の論理はきっとあるのでしょう。脱ぎ履きさせやすいとか、逃亡しにくいとか、暴れたときのケガ対策とか。

しかし、千人に一人裁判所で暴れる狼藉モノのために、取り調べ中の推定無罪の被告人全員スリッパでいいんだという発想。これをもって人権軽視というのではないでしょうか。

そもそもスリッパは公の場で履くものではありません。

(特に外国人にとっては寝室で寝るとき履くものという認識でしょう。彼らは日本人が新幹線等で靴を脱いでいるのを見るのもいやがります)

お前は下着でムシロに座れと言っているようなものです。

幸い私はそのような目にあったことはないですが、私ならば辱めと感じます。

そうだとしたら、あまりに不条理で調べる気にもならないのですが、裁判所を運営しているのも、人権問題も同じ法務省マターなのでしょうか?

良くテレビニュースを見ると、中国とか韓国で被告が裁判所に引き立てられる映像が出てきます。

ことさらに“悪い奴を懲らしめる”というビジュアルから感じる印象が、前時代的、強権的なおどろおどろしさを感じさせます。

いやいや、これでは日本も負けず劣らずでしょう。

今回のゴーン氏の逮捕は衝撃的であった分、色々と普段気が付かないことに目を向けさせてくれました。

日本の司法制度は長い歴史の中で、アップデートが必要な部分が多々あるように感じています。

ゴーン氏だけを特別扱いできないでしょう。

ではまず、青いスリッパを全廃することから始めませんか?

ささやかな提言です。

*ゴーン氏関連での私の過去記事です。
何ゆえそんなにハードコア。日産事変に思うこと

秋月 涼佑(あきづき りょうすけ)
大手広告代理店で外資系クライアント等を担当。現在、独立してブランドプロデューサーとして活動中。

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秋月 涼佑
ブランドプロデューサー

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