欧州で進む長期医療を支えるICT技術の開発

2019年03月09日 16:00

社会全体が高齢化するに伴って長期間にわたり医療を受ける人の数も増えていく。家庭や施設で提供される長期医療の質向上を目的に、欧州で研究開発プロジェクト「SoCaTel」が実施されている

Funkaのサイトから

「統合ケアモデル」の革新を目標に、プロジェクトにはフィンランド、スペイン、ハンガリー、アイルランドなどが参加して研究開発が進められている。「統合ケアモデル」は統合医療や協調医療とも呼ばれ、より協調的で統合された形態の医療提供に焦点を当てる概念である。

住み慣れた自宅で長期医療を受けたい高齢者の期待に応えるためには、当事者や家族と医療提供者、そのほかの利害関係者が共通のプラットフォーム上で連携できるようにしなければならない。共通プラットフォームができれば、長期医療という社会サービスの効率性と透明性が改善され、即応性も向上するだろう。これは利用者の満足度向上に結びつき、全体として費用対効果が高まる。

プラットフォームを誰でも利用できるようにするにはアクセシビリティやユーザビリティが重要であり、それゆえ、アクセシビリティとユーザビリティの要件を定め、評価をする活動が、「SoCaTel」の中で、Funkaというスウェーデンの組織によって進められている。

高齢化が進む欧州で絶対に必要になるICT技術が「SoCaTel」にある。欧州よりも先行して高齢化が進むわが国でも医療と介護の情報連携を進め、それを当事者・家族と医療提供者、そのほかの利害関係者が利用できるようにする必要がある。

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