台東区議選で落選者続出…自民にアゲンストの風?

ちょっと風向きが変わったのかも知れない。

台東区の区議会議員選挙で自民党公認の候補者が5人も落選したというのは、落選した候補者の方々に特別の問題がないのであれば、自民党そのものにアゲンストの風が吹き始めている徴だと受け止められた方がいだろう。

野党の皆さんや特定の政党に追い風が吹いているようには見えないが、自民党自体はどうも厳しい局面を迎えているようである。

安倍4選、などという話題を出して自民党の勢いを盛り上げようとされていた方々がおられたが、どうも逆に働いたようだ。
自民党は下を向き始めている、という自覚がおありだろうか。

台東区の選挙結果が統一地方選挙に直ちに連動するわけではないが、自民党が変調を来たし始めている、くらいのことは言ってもよさそうだ。

まあ、自民党内部の取り決めでしかないので、自民党が党則を再改正して総裁4選を可能にしようがしまいが部外者が文句を言う筋合いではないが、これが総理大臣の椅子に直結するということであれば、一般の国民の間から何らかの声が上がってもおかしくない。

私の耳には安倍総理の続投を求める声は入ってこない。

多少聴力が落ちているせいもあるだろうが、どちらかというとぶつぶつ文句を言っている人の方が多そうである。

官邸の広報誌と揶揄される産経でも安倍4選を支持する声は安倍4選反対の声より遥かに少ないと報じているようだから、既に潮目は変った、と言った方がよさそうである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年3月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。