首長選に散った若手政治家たちは、次の人生をどう生きるのか?

2019年05月08日 11:30

本日は今回の大田区長選挙に惜敗した岡高志さんにお誘いいただき、2017年横浜市長選に惜敗した伊藤大貴さんを交えて、急きょ「首長選落選者の集い(仮)」ランチ会が行われました。

落選おっさんトリオ

岡高志さんは大田区議会議員を2期8年務めた後、自ら制定した多選禁止条例を破って再出馬した現職区長と闘い、落選。

伊藤大貴さんも3期目途中まで10年間横浜市議会議員を務めた後、現職の横浜市長に挑んだものの、やはり惜しくも落選をされた経緯があります。

(政界では比較的)若く、そしてビジネス経験がある政治家・議員ほど、一定期間地方議員を務めた後に

「このまま議員を続けているだけではダメだ」
「スピード感をもって行政と街を変えていくためには、首長に挑戦するしかない!

という想いに駆られることは、私はごく自然な流れではないかと思います(もちろん、ずっと議員を継続して少しずつ変化を起こしていく方々のやり方も尊敬しますが)。

そして若くして首長になった少数の「成功事例」が様々なメディアで取り上げられる一方、その影では無数の若手政治家たちが現職の厚い壁に跳ね返されて涙をのんでいるわけですね…。

今日の話題は直近で落選し、それぞれ大田区・北区でもっとも有名な無職となった岡さんと私の人生相談だったわけですが(苦笑)、一足先に2年前に落選した伊藤さんが何をやっているかと言いますと。

民間でのビジネス経験と、議員として行政の「中」で仕事をしてきた知見を生かして、公共セクターと民間事業者をつなぐコンサルティング業務を主として起業され、かなりうまく行っているようです。

合同会社 million dots

これまで公共セクター(行政)だけで完結してきた様々な事業が、今後ますます民間事業者にアウトソーシングされていくことは間違いなく、民間事業者にとっても大きなビジネスチャンスになります。

しかしながら、民間事業者の多くは行政のルールや意思決定プロセスがわからず、こうした「中」の事情に精通している人材を必要としています。

脱藩官僚や元公務員というのがその最適解であろうと思いますが、「議員」という立場で行政と折衝してきた議員にもそうしたスキルがあるはずですし、政策実現力やコミュニケーション能力についてはむしろ一日の長があると言えるかもしれません。

若くして議員となり、その地位にしがみつかずに「次」にチャレンジした場合、その後の「セカンドキャリア」問題は常につきまといます。

そうした中で、こうした一つの成功事例、「議員経験が有効となるキャリア」がもっとスタンダードになってくれば、民間⇔政治家・議員というキャリアの流動性がもっと高まってくるかもしれませんね。

というような話を2時間ほど行い、私としても非常に参考になりました。

岡さんもきっと、単に就職するのではなく、こうした新たなキャリアを切り開いてくれることでしょう!!(と勝手に期待)

私自身はもうしばらく、自分の次のチャレンジについてフラフラしながら考える時間をもらいたいなと思っています。

色々な人と会話して考える時間も、きっと人生には必要でしょうからね!うむうむ。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、あたらしい党代表、前東京都議会議員、音喜多駿氏のブログ2019年5月7日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。

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音喜多 駿
あたらしい党代表、前東京都議会議員

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