今週のつぶやき:闇営業問題の本質は何処にある?

2019年06月29日 14:00

昨日のブログ「日米安保破棄は現実的か?」に関しましては本稿を書いている時点で76件ものコメントを頂戴し、熱い意見の交換をみました。このブログがこのような討議の場として使っていただけるなら本望であります。さて、G20、2日目となり、様々なニュースが流れてきていますが、米中首脳会談がその最大の注目でしょう。そこでG20関係をまとめたブログは明日にして、なるべくそれ以外のニュースを中心に今週のつぶやきをまとめてみたいと思います。

市場は戦々恐々

月曜日の市場がどこに向かうか誰も予想できません。快晴なのか、豪雨なのかあと数時間でわかるでしょう。金曜日のNY市場。私が注目したのは金市場。市場が考えるリスクがどこにあるのか、微妙な心理は金相場に如実に表れることがあります。

週前半に大きく上げた金価格はその後、G20への期待感から1400ドル近辺までずるっと下がってきていたのですが、金曜日は比較的締まった取引で1410ドル台を維持しました。私は市場の注目は米中通商問題ではなく、イラン情勢ではないか、とみています。米中問題はニュースそのものにインパクト性がなくなっており、市場をさらに悪化させる要因になりにくい一種の「下方硬直性」が出てきています。

一方、イラン問題はまだこれから。そしてG20が終わればそちらに目線は向かうでしょう。個人的に注目しているのは日本のタンカーを含むあの襲撃事件は誰がやったのか、であります。私の知る限りどこにも当事者らしき名前が挙がってきません。私が可能性は薄いもののあり得なくはないと考えられる案として第三国がやらせたという公算はどうでしょうかねぇ?世界は魑魅魍魎です。

企業の話題も山もりです

株主総会シーズンも終わり、様々なドラマがありました。話題になった企業のいくつかをチェックしてみましょう。

投資用不動産でデータ改ざんを行っていたTATERUに7日間の業務停止命令が下されました。個人的には寛容な配慮だとみています。この決定が下る前、TATERU側は厳しい処分は会社の存続性を否定するという趣旨の発言をしており、業績予想もままならない状態となっています。

株主総会でかろうじてCEOに復帰したのがLIXILの瀬戸欣哉氏。賛成比率は53.7%ですので今期に信用回復を含めた過去のしがらみを払しょくしなくてはいけないでしょう。私の言うしがらみとは人事派閥。瀬戸氏の敵は相当います。不動産市況に影響される同社の企業見込みは厳しいものが想定される中、辣腕を見せることができるのか、注目です。

ジャパンディスプレイのドタバタ劇もニュースにすらならなくなりましたが、中国と香港企業からの支援で目標の出資額の85%程度までは集まりました。中国企業の支援にはアップルの支援も含まれています。同社の失敗はアップル社の意向にあわせ、巨額の投資をして作った石川県白山工場そのものが間違いのもと。アップル頼みの会社の姿勢も含め、いかに経産省が経営できないか、見せつけた代表例でしょう。個人的には役所が絡む見るも無残な無能経営だったと思っています。

闇営業問題の本質は何処にある?

あまり芸能問題には興味ないのですが、今回の吉本興業のお笑い芸人が大挙して反社会勢力の集まりに有償で参加していた件の背景は何なのでしょうか?多くの皆様の方が私より100倍よく知っていると思いますが、私のようにあまり興味がない人間の方が案外、見えるものもあります。

吉本興業系の西梅田劇場(Wikipedia:編集部)

結局、この業界全体の独特性なのだろうと思います。テレビに映るのは完成形。その前にプロダクションや芸能事務所が様々な営業を繰り返し、論理性より主観性で物事が決まりやすいのだろうと思います。結局、芸人に払われるのは「これっぽっち」なのは中抜きされた結果であります。それゆえ闇営業もしたくなります。だって、私の名前で売れているのだから、という自負がありますからね。

しかし、これもサラリーマンの名刺と同じで日本の社会には個人で売りこむ仕組みがありません。所属が基本で「人は後からついて来る」とすれば「お前ぐらいの芸人は履いて捨てるほどいる」と言われかねません。同じようなシーンは韓国の芸能界でも同じ。そうかぁ、日本の芸能界も在日の方が主体となって廻していましたね。ところでジャニー喜多川氏の容態も取りざたされていますが、そろそろ日本の芸能界、大構造改革をしたらどうでしょうかね?

後記

ちょっと気になるのがスポーツ界。1-2カ月前もちらっと書いたと思いますが、今一つ盛り上がってきません。上位にはいくけどトップになれないケースが続出しています。JOC会長に柔道の山下さんが就きました。JOCも刷新するならスポーツ界も新しく踏み出してもらいたいところです。日本の場合、無名の人が圧倒的成績を上げると「僕も、私も」という傾向が強いので注目もしていない人の活躍を期待しましょうか?

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2019年6月29日の記事より転載させていただきました。

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