連載③ 森ゆうこ議員は、間違った情報発信は訂正しなければいけない

2019年10月22日 14:00

森ゆうこ参議院議員の10月19日深夜の「国家戦略特区ワーキンググループ 何が問題か」連続ツイートについて、引き続き、ひとつずつコメントする。

その前に、連載①で「会食」の事実を否定した。すると、21日にまた、森議員のツイートがあった。

もう一度繰り返すが、
・15時まで福岡市中心部で福岡市主催のイベントに出席した。
・遅くとも16時頃には空港に向かった。
・その間に「会食」をした可能性は全くない。
・(連続ツイート9で記載されていた)藤原氏が「会食場所に行ったことを認めた」との事実はない。

4点目は、念のため、公開されている野党合同ヒアリングの動画もひととおり確認したが、内閣府からそんな説明はなされていない。藤原氏も私も、内閣府にそんなことを伝えていない。
森議員は、次々にツイートする前に、間違った情報発信をしたときは訂正しなければいけない。

新たなツイートでは「割烹料理屋における会食」との記載もある。夕方15時台に「割烹料理屋」にいったとでもいうのだろうか。ありえない話だ。

嘉悦大学は、特区提案を行ったことも、特区WGヒアリングに参加したこともない。ツイートでは「特区WGヒアリング(が存在したが)議事録が非公開」といっているが、そんな事実は存在しない。
これ以上、固有名詞をあげて事実に反する情報発信をすべきでない。
真珠養殖については、提案者を守る目的で非公開としている。

(詳しくは以下参照)
毎日新聞が言う「隠ぺい」とは何か?

水産庁通達は、漁業権行使につき不透明な実態があったため、適正化を図るために発出された。

一行目。特区の提案募集は、「国家戦略特別基本方針」(2014年2月25日閣議決定)で当初から一貫して定めているとおり、「広く現場から衆知を集める」目的で行っている。補助金や許認可のように、申請を審査・選定するプロセスとは根本的に異なる。制度上も事実上も、提案の「審査・選定」は行わない。

二行目。「コンサル的業務が通常業務」と明言した者は、特区WGや内閣府には存在しない。記載は事実に反する。連載②の6と同じ。

(詳しくは以下参照)
毎日新聞社の国家戦略特区を巡る報道への抗議

「原座長代理の協力会社」は誤り。連載②の7と同じ。

また、八田達夫・特区WG座長らが抗議声明で指摘しているのは、「提案者への助言・支援は、特区WG委員の本来業務」ということ。特区WG以外の者の「コンサル的業務」について何ら言及していない。誤読だ。

(詳しくは以下参照)
毎日新聞社の国家戦略特区を巡る報道への抗議

提案募集要項の記載は、曲解を招くとの指摘があった(現に毎日新聞は曲解した)ため修正したに過ぎない。国会で北村大臣も答弁しているとおり、運用は何ら変わらない。また、改変(元と違った形にすること)はなされていない。

(詳しくはこちらを参照)
10 月 15 日の国家戦略特区に関する毎日新聞記事(デジタル版)について:国家戦略特区 WG 座長 八田達夫

連載④に続く

原 英史
1966年生まれ。東京大学卒・シカゴ大学大学院修了。経済産業省などを経て2009年「株式会社政策工房」設立。政府の規制改革推進会議委員、国家戦略特区ワーキンググループ座長代理などを務める。著書に『岩盤規制 ~誰が成長を阻むのか』(新潮新書)など。


編集部より:この記事は原英史氏のFacebook投稿をベースに一部加筆・作成されました。

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原 英史
政策工房 代表取締役社長

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