嘘をついたのは森ゆうこ議員である

2019年11月09日 11:00

森ゆうこ議員は10月25日、次のようなツイートで(私を含む)多くの人を脅迫した。

彼女はここで「予算委員会のルールに基づく通告は、提出期限であった11日(金)午後5時までに提出されていた」と主張しているが、これは嘘である。

足立康史議員の質問に対する政府の答弁によると、 午後5時までに森議員が参議院予算委員会の事務局に提出した質疑通告は、次のようなフォーマットだった。

 

ここには質問の「要求大臣」が書かれているだけで、質問内容を書く欄がない。予算委員会の理事会で「午後5時までに提出されていた」と決定されたのは、この質疑通告だった。

それとは別に質問要旨があり、これについては内閣官房の大西審議官が次のように答弁している。

10月11日金曜日に、内閣総務官室が参議院予算委員部から、ご指摘の森ゆうこ議員の質問要旨を入手したのは午後10時であったと承知しております。

森議員が出した質問要旨が下の紙である。多くの官僚が台風前夜に待機していたのは、質問要旨が22時まで出てこなかったからで、これは予算委員会のルールに違反していた。

それなのに森議員が「【質問通告遅れのデマ拡散】をやめてください」とツイートしたのはなぜか。考えられる原因は二つしかない。

  1. 質疑通告(大臣名だけ)と質問要旨の区別を知らなかった
  2. 17時までに出したのが質疑通告であることを知りながら嘘をついた

1の可能性もゼロとはいえないが、彼女のようなベテラン議員がこんな初歩的な事務手続きを知らないはずがない(自分でも「質問要旨」と書いている)。考えられるのは2、つまり森議員は嘘をついたということである。

彼女は自分が出したのが大臣名だけだったことを知りながら「17時までに質問通告を出した」と嘘をつき、質問要旨の提出が22時だったことを隠した。その最終的な差替が24:25だったことが予算委員会のバッター表でばれると「情報漏洩だ」と騒いだ。

その矛盾をネット上で指摘されると「デマだ」と開き直り、「証拠として保全いたします」と脅した。これが国会議員のやることだろうか。

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池田 信夫
アゴラ研究所所長 学術博士(慶應義塾大学)

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