「いきなり!ステーキ」に今こそ行くべき3つの理由

内藤 忍

日本経済新聞によれば「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービスが経営難に陥っているようです(グラフも同紙から)。今月発表した2019年1~9月期の連結決算は、19億円の最終赤字に転落してしまいました。

(日本経済新聞から)

(日本経済新聞から)

グラフを見ると、既存店の売上がピーク時の半分以下に落ち込んでいることがわかります。

業績悪化の原因は、急激な店舗展開によるサービス低下と、それによる店舗間の商圏の重複にあるとされています。

確かに、最近は経験が浅いと思われる外国人店員の比率が増え、注文がスムースに伝わらないことも増えてきました。急拡大の弊害を感じるようになりました。

しかし、私は今こそいきなり!ステーキにいくべきだと思います。

私は、いきなり!ステーキのファンです。緩い糖質制限をしているので、一人ランチの時に愛用しています。私のようないきなり!ステーキファンには、ブームは関係ありません。むしろブームが去って経営が厳しくなった今こそ、利用することで応援すべだと思っています。

また、逆に今まで一度も行ったことのない人にとっては、この時期に利用してみるのはとても良いタイミングです。なぜなら、ブームで混んでいる時よりも、空いている今の方が快適だからです。

お客様の数が少ないので、店内の煙も少なく、匂いが服につく心配もあまりありません。また、席もゆったりと座ることができ、ランチタイムでも待たないですぐ入れたりします。

そして、3つ目の理由は、業績回復につながらなければ、いきなり!ステーキが無くなってしまうかもしれないからです。食べられなくなってしまうのなら、今のうちに利用しておいた方が良いと思うのです。

急成長で、確かにサービスは低下したかもしれません。しかし、肉のクオリティは相変わらず「価値>価格」で、満足できる味わいです。

実は、昨日も厚切りのヒレステーキ200グラムを、ブロッコリーチェンジ、ライスなしで、サラダと一緒に食べましたが、価格に見合った価値を提供しているのは変わらないと感じました。

近くにある店舗が、閉鎖にならないことを祈って、通い続けようと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年11月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。