玉澤元農相に銃撃:容疑の男と金銭トラブル?告発サイトに注目

2019年12月10日 22:20

防衛庁長官、農相を歴任した元衆議院議員の玉澤徳一郎氏(81)が10日、盛岡市の自宅近くで男に拳銃で撃たれた。NHKニュースなどによると、玉澤氏は足を撃たれたものの、命に別状はないという。玉澤氏を撃った80代の男は拳銃を持って警察署に出頭し、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕された。

玉澤氏(Wikipedia)

毎日新聞によると、逮捕されたのは、岩手県奥州市の農業、高橋脩(ひさし)容疑者(82)。事件の速報時点では、高橋容疑者の名前は報じられていなかったが、ネットでは、高橋容疑者が2016年6月に開設したとみられるホームページ(HP)やツイッターで、玉澤氏と金銭トラブルになっていたと主張していることが早々に注目。関連があるのか憶測が飛んでいた。

高橋容疑者が開設したとみられるホームページ

NHKの速報では「高校時代の同級生という情報もある」としていたが、高橋容疑者のものとみられるHPでは、高橋容疑者は玉澤氏と県立盛岡一高柔道部の同期生だったと綴っている。

HPのURLも「http://tamazawatokuichiro.com/」と、玉澤氏のフルネームを使う念の入れよう。ツイッターで確認できる2016年6月4日付の最初のツイートでは、HPの開設を告知。

さらに同月23日には政治団体設立を報告。団体名も「サギシ・ゴロツキを議会から排除する会」と恨み節を込めたようなネーミングをしている。

あくまでHP上の高橋容疑者の主張に過ぎないが、それによると、玉澤氏が1969年に初出馬した衆院選(落選)で選挙を手伝い、2度目の挑戦となった1972年衆院選(落選)の際に選挙資金として1000万円を融資したとしている。しかし、その後、玉澤氏から返済はされず、高橋容疑者は2014年12月、玉澤氏を相手取り返済を求めて盛岡地裁に提訴。玉澤氏は全面的に事実関係を争い、時効成立を主張。同地裁は翌年4月、時効を理由に訴訟を棄却していた。

このHPでは、判決文などもすべて公開。ツイッター上は深夜も騒然としている。

玉澤氏は岩手県出身。1976年の衆院選で初当選し、1994年に自民、社会、さきがけの村山連立政権で防衛庁長官として初入閣。1999年には小渕政権で農相を務めた。2000年衆院選で落選したが、3年後に返り咲いた。2007年には自らの政党支部の政治資金収支報告で虚偽記載問題が浮上。一時離党してから復党。2009年の衆院解散時に政界を引退していた。

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