神父にまで感染爆発の欧州から遮断完了まで辛抱を

2020年03月24日 16:00

イタリアでは、危篤になった新型コロナ感染者の臨終のとき、懺悔を聞いたり祝福を与えた聖職者らが、続々と命を落としていて、医師の死亡を上回っているともいわれる。

ミラノ大聖堂内部(Wikipedia:編集部)

カトリック系の新聞によると、感染のもっとも深刻なベルガモでは、少なくとも10人の聖職者が死亡しているという。パルマでも5人が死亡しているという。

これまでに少なくとも聖職者18人の死が報じられており、医師のは13人を上回っているそうで、聖職者はマスクと帽子と手袋とローブ、防護用の眼鏡を着用している。

ローマ教会のなかでも、教会を開けておくべきかということについて、閉鎖を主張するイタリアの聖職者と消極的なフランシスコ教皇が対立しているが、その教皇も信者が手に触れようとする信者を手で払う姿の動画がハンセン病の患者に触れて治したイエス・キリストと比較され話題にされている。

フランスでも医師の死亡が相次いでいるが、その第一号はコンピエーニュの病院に志願して応援していた引退医師である。マダカスカル人で、故郷に現地の風習に従って埋葬して欲しいという願いも叶えられなかったとして人々の涙を誘っている。

こうした状況をみると、ヨーロッパやアメリカにおける流行の深刻さはアジアの比でなく、欧米からの帰国者の感染のニュースもあとをたたない。それを考えると、欧米とほぼ遮断されたのだから、あと2週間くらいは日本人も我慢するべきだと思う。

思うに、海外のテレビニュースなどを生で見ている人と、そうでない人と認識ギャップが大きいのではないかと思う。

また、さまざまな緊急措置が欧米でとられているが、参考になることも多い。各国の対策が日本でも可能か、たえず、チェックしている人が政府中枢にいるのか心配である。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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