デジタル放送におけるDRM ― 上村 敏

2010年05月04日 09:58

来年7月に完全移行するデジタル放送におけるDRMについて述べたいと思います。
既に移行済みの方も多いと思います。その時に意外にに色々な問題に遭遇することがあると思います。

代表的なものを列記してみます。


1.友人からTVを貰ったがB-CASカード機器に装着されておらず、TV視聴ができな
い。 (B-CAS)
2.BRレコーダーを買ったが、購入したDVD-Rがデータ用で使用できない。
(CPRM)
3.衛星放送を受信しているとNHKで画面に変な文字がでて、うざ
い。(B-CAS)
4.友人に録画した放送をDVD-Rにコピーしてあげたが、そのDVDをコピー
しようと思ってもできない(コピー10)
5.BRレコーダーで録画した放送が機器のトラブルで、表示はされるが再生で
きない。
6.パソコンにデジタルチューナーを装着して録画していたが、OSがクラッシュ
して再インストールしたら録画済の番組が見れなくなった。

等々デジタル放送に関するトラブルは結構多いと思われます。アナログ放送では
考えられない問題です。原因は著作権保護のためのDRMです。

具体的に述べるとDRMのかかった放送を復調させるためのB-CASカードおよびDVDに施されたCPRMが以上の問題を引き起こしています。もちろん著作権は尊重する必要があると思いますが、精緻・精巧なDRM技術が問題を大きくしています。

守られる著作権者に比べ一般消費者の数は圧倒的に多く、著しく公平性を欠きます。加えてDRMに係る費用の多くは一般消費者が、ほとんど知らないまま税金のごとく徴収されています。たとえばB-CASカードは1枚600円だそうですが、その存在さえ知られてはおりません。製造業界団体および放送業界団体より構成されるB-CAS管理会社にはNHKおよび総務省関係者の天下りがあるとのことですが、本当のことでしょうか?

加えてそうのようなDRMをかけているため、機器に大きな負荷をかけていま
す。それから日本のデジタル放送は南米各国で採用されるそうですが、機器メーカーは仕様の違う製品を製造する必要があります。つまり放送にDRMを施している国は日本だけだそうです。

著作権保護は別途考えて、DRMを廃止することは問題があるでしょうか。
(上村敏 56歳 大阪市在住)

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