先週発表した通り、貸金業の登録を終え、CAMPFIREレンディングを開始いたしました。従来のクラウドファンディングの枠を越えて、僕らとしてもっと幅広いお金の流れを提供したいと思ってましたので、こうやって形にできてとても嬉しいです。
クラウドファンディングにおける支援者数や達成度などを、これからの与信に使うことは出来ないか、と前々より考えていました。支援が集まってるということは評価をされているということ。クラウドファンディングをやってるからこそ出来る、評価経済時代における新しい与信の形があるんじゃないか、と。
過去の業績や担保などによる、従来の与信のみでは、現在や未来の信用を正しく評価することが出来ないのではないか。一度でも過去に失敗した人や、本来お金を借りられたはずの人がこぼれ落ちてしまう、そのやり方をアップデートしていきたいと考えています。まだまだ仮説だらけだし手探りですが。
まずは法人のみですが、今後はクリエイターやアーティスト向け、NPOなどのソーシャルセクター向けと、対象も広げ、金利なども柔軟に対応していきたいと考えています。実現したい世界にはまだまだ遠いですが、小さな一歩を積み重ねていきます。
寄付、貯金、資産運用、融資、送金。それだけでない、お金の流れがあるはずだと信じています。クラウドファンディングやVALUもきっとそのひとつ。お金が応援などのコミュニケーションと共に、なめらかに流通する世界を目指して。
あ、誤解が無いように補足すると、従来のやり方がダメ!Disruptだ!て話ではなく、役割の違いなんだと思います。吹けば飛ぶようなベンチャーなので笑、弱者の戦略に則って、まずは小さく仮説と検証をコツコツやっていきます。
編集部より;このエントリーは、株式会社CAMPFIRE代表取締役、家入一真氏のブログ 2017年8月1日のエントリーを転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、「Ieiri.net」をご覧ください。