社会貢献のサステイナビリティを担保する「投資」

来月久しぶりに海外に出かけることになりました。ベトナムのホーチミン、カンボジアのプノンペン。そして、初めて足を踏み入れるキリロム(写真)を訪問する予定です。

この3都市の中で最も楽しみにしているのがキリロムです。キロリムでの開発プロジェクトは日本人起業家の猪塚武氏が手掛けています。

猪塚氏は、早稲田大学理工学部から東工大大学院を修了し、アクセンチュアを経てデジタルフォレストを起業。それを2009年にNTTコミュニケーションズに24億円で売却。その資金を投じてカンボジアの高原リゾートに「キリロム工科大学」を設立しました。山手線の内側の1.5倍の土地でリゾート学園都市を建設するという壮大なプロジェクトです。

事業ですから収益化しなければなりませんが、同時にカンボジアの学生に高等教育の場を提供し、国の発展を後押しするだけではなく、若者に夢と希望を与える取り組みです。

猪塚氏のチャレンジは多くの日本人の共感を呼び、支援の輪が広がっています。私も投資という切り口から自分に何ができるかを考えています。

本日夕方に開催されるカンボジア キリロム社会貢献不動産投資セミナーでは500万円以下から投資でき、2ケタ近いリターンが長期に渡って期待できるキリロム工科大学学生寮への投資について猪塚氏ご本人から説明をしてもらいます。20名のお申込みがあり受付は締め切っていますが、数名の当日参加は可能です。ご興味ある方は直接会場にいらしてください。

投資には「社会貢献」という側面があります。投資によって資産を社会に循環させる事は、教育やインフラの整備を通じ、自分のお金を使って世の中を良くすることに貢献できるのです。

社会貢献を持続的なものにしていく1つの方法は、それを事業として収益化していくことです。ボランティアで善意に頼っているだけでは、いずれ活動が継続できなくなる可能性があります。資本主義の原理を社会貢献に持ち込むことが持続性(サステイナビリティ)という問題に対する対策になるのです。

猪塚氏にはプロジェクトの収益性だけではなく、それがどのようにしてカンボジアの人たちに貢献できるのかも是非聞いてみたいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年9月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。