個人投資家の仮想通貨への熱気は変わらない

昨日の世界の資産運用フェアは個人投資家の方が多数ご来場され大盛況となりました。

今回はパネルディスカッション会場に加え、ミニセミナー会場を新設。NISAやイデコ、ロボアドバイザー、アセットアロケーション、仮想通貨など、個人投資家の皆様にさらにきめ細かな具体的情報を提供ができるように改善しました。

その中でもコインチェック事件の直後ということで、仮想通貨に対する関心を持つ人が非常に多く、仮想通貨をテーマにしたミニセミナーは、スタートの1時間前から会場の外まで長い行列ができました。

意外だったのは、仮想通貨の価格が全般に大きく調整し、しかもミニセミナー参加者の8割以上がコインチェックの口座を持っていると挙手したにもかかわらず、冷静沈着な個人投資家の方ばかりで、しかも仮想通貨に対する悲観的な見方を持っている人がほとんどいなかったことです。

コインチェックのこれからの対応や、仮想通貨の価格の動きには神経質になっているものの、興味の中心は仮想通貨のセキュリティー管理のような、これからも保有を続けていくことを前提とした内容だったのが印象的でした。

2月8日開催のこちらのセミナーも既に20名を超える参加お申込みがあり、仮想通貨のセキュリティに対する関心が高いことがわかります。

一方の、パネルディスカッションでは仮想通貨の価格が今でも高すぎ、ビットコインが10万円になってもおかしくないと言う意見もありましたが、私は個人投資家の根強い仮想通貨に対する期待感にこれからのマーケットを見た気がしました。

変動率の大きな仮想通貨ですが、今までも同じような変動を繰り返しながらそこでを切り上げてきました。過去は将来を保証しませんが、私はこれからも仮想通貨に関わり続けていくつもりです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年2月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。