高校の同窓会で感じた「人生のターニングポイント」

内藤 忍

母校である東京都立富士高校の第34期同窓会に参加しました。男女半分ずつの共学校ですが、出席しているのは女性が多い印象。

例年秋に開催される高校の同窓会は、セミナーシーズンで週末は仕事と重なり、参加できないことが多いのです。今回は早めに同窓会の予定が決まり、参加することができました。

しかも、5年に1度の節目の大きな集まりということで、5人の恩師の先生方にもご出席いただきました。

出席した100名近くの同級生と昔話に花が咲きましたが、過去の思い出話だけではなく、多くの人がこれからのライフプランに関する様々な悩みを抱えていることがわかりました。

その1つは、人生後半戦を誰と共に過ごすかです。自分の趣味の仲間を増やしていきたいと思っている人や、クラスメイトと共同でテニスコートのあるシニアシェアハウスを作りたいと夢を語る人もいました。気心の知れた高校の同級生は価値観も近く、これからの人生の大切な仲間になっていくはずです。

一方で、女性の同級生の中には、一人で新しい人生をもう一度やり直そうと思っている人が多かったのも意外でした。子育ても一段落し、自分の人生を見つめ直したい時期になっているのかもしれません。

もう1つは、お金の悩みです。資産運用に関して、何人かと話しましたが、しっかり準備している人はほとんどいませんでした。進学校で有名企業で働いている人も多いのですが、勉強は出来てもお金の知識はあまりない人が多いのです。

具体的な相談してきた何人かの同級生に、その場で資産運用のアドバイスをしましたが、お金に関しての信頼できる相談相手がいないことが共通の悩みのようです。

日本における金銭教育の充実と、お金に関するコンサルティングの拡大の必要性を痛感しました。

過去を懐かしみながらも、クラスメイトの興味は、これからやってくるシニアライフをどのように充実させるかということに向かっていました。

5年後に開催される大きな集まりでは、全員が還暦を迎えるタイミングになります。若い頃は疎遠だったクラスメイトが大切な仲間としてまた集まり始める。人生のターニングポイントがやってきていることを実感する楽しく大切な時間になりました。

クラスメイトの幹事の皆様、当日の準備と運営をありがとうございました!

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年10月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。