ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が新任の前田万葉枢機卿と謁見した際、来年末の日本訪問の意向を示されたとのことです。
写真は2017年3月バチカンを訪れたときのものです。パロリン国務長官(首相に相当)との会談や、教皇庁内部の大廊下。
2005年に前教皇・ベネディクト16世が就任して以来、私は6回バチカンを訪問してきました。そしてその都度、早期の教皇日本訪問を繰り返し繰り返し働きかけてきました。最近では、2015年8月に安倍総理大臣の親書を教皇庁要人に手交。2016年7月にもバチカンを再訪し、教皇訪日を重ねて要請。また2017年3月バチカン市国のパロリン国務長官(首相に相当)に訪日を要請した際には、「来年(2018年)の訪日を前向きに検討する」との返答を引き出しました。世界平和を希求するローマ教皇が、原爆の惨禍を乗り越え平和国家に蘇った日本を訪れて祈りを捧げることの意義を私は何度も訴えてきました。来年訪日の報に接し、感無量です。
長崎・五島列島出身の前田枢機卿は、大阪大司教職の前任が広島教区の司教でした。その頃から、ローマ教皇訪日実現の“夢”を幾たびも話し合ってきました。教皇訪日の成功には、日本のカトリック教会と日本政府とバチカン教皇庁による文字通り「三位一体」の取り組みが必要です。また来年は御代替わり・改元をはじめ、大阪でのG20、ラグビー・ワールドカップなど、国家的重要行事が目白押しの極めて多忙な一年になります。それだけに、関係者挙げて周到な準備が求められます。また、日本だけを訪問されるのか、近隣の国と併せてなのかも関心を呼ぶことでしょう。
歴史的な教皇訪日成功のため、再度のバチカン出張を含め、これからも汗を流します。
自民党総裁外交特別補佐、衆議院議員・河井克行(広島3区)
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