なぜ需要が必要なのか。
それは食っていくためには需要がないと給料ももらえないからか。たとえば、失業保険を10年払い続ければそれでいいのか。高齢者年金が十分にあれば働く必要はないから、結局はカネの問題なのか。
答えはノーなのではないか、というのが今日の議論だ。
震災に結び付けて議論すれば、風評被害にあっている福島には補償金を払えばそれで済むのか。
そうではない。被災地にはカネではなく、仕事が必要なのだ。
私は従来から、社会的政策として失業対策、job creationが最も重要だと述べてきた。しかし、経済対策としても、そして成長戦略としても、雇用が重要であることのもっと深い意味を軽視していた。
なぜケインズが失業を一般理論の中心においたか。それは、この福島の補償問題を考えることによりはじめてわかる。そして、ケインズの一般理論には足りなかったことも福島を学ぶことによって理解できるし、新たな理論を構築するのも福島から生まれることがわかる。
キーワードは失業と動学理論と経済成長である。





