昨日はSHINOBY’S BAR 銀座で不動産投資セミナーを開催しました(写真は配布した資料から)。コロナショックの影響で、参加者が集まらないのではないかと、少しだけ心配していましたが、杞憂でした。ふたを開けてみると、出席率100%と、平時よりもむしろ関心が高い事に驚きました。
セミナーの内容も、都心中古ワンルームで安定したインカム収入を得て、金利差から信用をマネタイズするという、いつもと変わらない内容でしたが、想定していたコロナウィルスの不動産マーケットへの影響といった質問は全くありませんでした。
「コロナショックって何?」といった感じの個人投資家ばかりが、たまたま集まっただけなのでしょうか。
コロナショックの都心中古ワンルームマンションを始めとする不動産価格への影響について考えてみました。
不動産価格は金融商品のように瞬時に変動することなく、株価に対して遅効性があります。消費の減退や、株価の下落も、タイムラグを伴って影響してくる可能性は否定できません。
特に商業地に関しては、飲食店や宿泊施設は当面需要回復が期待できませんから、売却案件が増え価格は下落すると思います。地方の主要都市のようなインバウンドに頼っていたエリアほど、そのインパクトが大きくなります。
しかし、商業地とは異なり、居住物件への投資需要は、株価の下落や消費マインドの減退では大きな変化はありません。借入金利や金融機関の融資姿勢に変化がなければ、影響は限定的だと思います。
インカムゲインを狙う不動産投資の場合、価格の変動よりも大切なのは家賃の安定性と空室率の低さです。売却するのは10年以上先だとすれば、目先の価格変動よりも毎月の収益の方が重要です。これは、リーマンショックも東日本大震災の時も、結果は結局は同じでした。
これから実物資産のそんな優位性に気がつく個人投資家が増えれば、需給にプラスの影響さえ出てくるかもしれません。
不動産投資セミナーは3月は既に満席。4月15日と4月20日の2回追加で開催することにしました。
コロナショックに巻き込まれない資産運用を知りたい方は、資産デザイン研究所のセミナーにご参加下さい。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年3月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。