こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
昨日はチャールズ皇太子やタレントの志村けんさんへの感染が発覚し、都内では40名以上の新規感染者が発生。
小池知事が緊急記者会見を開いて改めて強く自粛を要請するなど、緊迫した状況が続く一日となりました。
その一方で、政府や与党内からどのような経済政策が漏れ伝わってくるかといえば、旅行券に続いて本日は和牛商品券にデパート商品券と、ため息が出るようなニュースが続いています。
細かな業界別の要求に答えていると、利権も絡んで様々な制度が歪む。やはりバラマキになっても一斉給付・一律減免で対策を打つのが望ましいと改めて思う記事。 / [新型コロナ] 和牛消費へ商品券 経済対策自民が検討(日本農業新聞) (Yahoo!ニュース) #NewsPicks https://t.co/KimtUgtHF5
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) March 25, 2020
商品券ではネットで買ったものを決済できない。早く現金一律給付を決めないと、こういう利権分配型政治の悪癖がどんどん出てくる。昭和のように、そんなものに付き合う余裕は我が国にはもうない。 #NewsPicks https://t.co/JqrCp7JFmw
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) March 25, 2020
もちろんこうしたものは政府・与党内で議論されていることの一部(特に和牛は専門誌報道)に過ぎないと思いますし、与党内にも現金一律給付を強く主張されている方々もいらっしゃいます。
しかしながら、これらが自民党政治の本質の一つであることも、また疑いない事実だと思うのです。
昭和の時代から長きに渡り利権政治を連綿と築いてきた自民党政治の本質は、各業界団体への再配分を行う政治です。隙あらば財源を、自分たちの領域に引っ張ろうと虎視眈々と狙っています。
それは良くも悪くも人口増加・経済成長の時代にはうまく機能していたのかもしれません。しかし、時代はもう大きく変わりました。
時代が変わったにもかかわらず、自分たちの支援者・支持母体のために「手柄の取り合い」を行い、実現した人を褒め称える政治に慣れきっている政治家たちは、緊急事態においてもそのしがらみから逃れることができないのです。
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改めて足元の状況下においては、機動的でフェアな現金一律給付しかありません。所得制限も選別コストが高いことから、この際は目をつぶるべきです。
日本維新の会は改めて、第三弾としての緊急提言をまとめ、提出しました。
全文はこちらから
私は主に経済対策部分の素案作成を担当しました。
大胆な財政出動ですが、その財源は国債でもやむを得ないと考えます。ここで出し渋って経済破綻を招いた方が、財政に対するダメージが大きくなるからです。
社会保険料の一律免除などは、労使ともにダイレクトに恩恵が生じます。しがらみのない我々だからこそ、大胆かつ機動的な経済政策を提案することができると自負しています。
因習に縛られて利権政治に走りがちな与党政府も、こうした野党からの突き上げを上手く利用することができるはずです。
一刻も早い大胆な経済政策が政府から打ち出されるよう、引き続きあらゆるチャネルを通じて働きかけて参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年3月25日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。