東京地検特捜部が如何にもテキパキと仕事をしているような感じである。
検察がかつての威厳を取り戻して、弛み切った永田町の政治家の姿勢がスッと伸びるのだったら悪くないことである。
検察も決して無謬の存在ではないが、検察が姿勢を正すと当然永田町も霞が関も姿勢を正すようになる。
国民の間に澱のように積もっていた政治に対する不信の念がこれで一掃されるようなことになればいい。
忖度も取引もなさそうなのがいい。
何故そうなったのかは分からないが、多分これまで積もりに積もっていた政治不信の根っこにメスが入ったのだろう。
東京地検特捜部が、安倍前総理に任意の事情聴取を求めた、というニュースが駆け巡っている。
勿論安倍前総理側にはそれなりの備えがあるとは思うが、検察の捜査は国会での質疑のように簡単にはぐらかしたり、論点を逸らすようなことは出来ない。
前総理に対する事情聴取に踏み切ったという東京地検特捜部には、それなりの覚悟があるということだろう。
このあたりの事情については、読売が一番通じているようである。
最近の読売の記事には、なかなか読ませるものがある。
読売の続報に期待するところ大、と取りあえず言っておこう。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年12月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。