朝日新聞が大気汚染が酷い薪ストーブをSDGsやエコな製品として紹介して炎上してしまいました。WHOの推定では、毎年380万人が木材の煙による室内汚染で死亡しています。
薪ストーブは不便で非効率ゆえ廃れたわけですし、環境汚染も酷くとくに呼吸器系の疾患を持つ人にはキツイものです。新聞社と記者は想像力も乏しい、取材をちゃんとしているのかという厳しい指摘も。
SDGsの文脈で大気汚染が酷い薪ストーブ記事を紹介するのは逆に凄いな。書いた記者がエネルギー問題担当なのも驚きだけど、社のSDGs担当もこれでは… https://t.co/xB7ZpmA3DQ
— JSF (@rockfish31) January 2, 2022
SDGsの実態がよく表れているという意見も。
趣味的に薪ストーブを導入するのは(まだ)止めません。しかし、薪ストーブを再生可能エネルギー100%の実現をねらうエコハウスの為というのは矛盾しているうえに馬鹿だろう。暖炉の排煙が環境悪化につながというのに。
これが再エネ、脱炭素、SDGsの実態なのか……。https://t.co/vhD59itosU— ハラオカヒサ (@mostsouthguitar) December 31, 2021
朝日新聞の記者の人は、薪ストーブの深刻な実態がわかっていないようです。
記者の人は「単純にうらやましいから」という理由で書き始めたのではないといいのですが。
エネルギーって、別に石油や原子力由来である必要なんてないんですよね。
エネルギーを貯めておく機器や技術も、個別の家庭単位なら割と選択肢もある。
現時点では便利さがやや犠牲になる面は否めないので、そことの兼ね合いですね。薪ストーブは単純にうらやましい。https://t.co/OBenkFZm6X #— 伊藤弘毅 Hiroki Ito (@HirokiI37371783) December 30, 2021
環境や人間にはやさしくないただの趣味と割り切らないと、命よりもファッションが大事だということになりかねません。
薪ストーブでSDGs!みたいなノリあるんか。うち、あるけど、ただの趣味だよね。薪は乾燥のために数年置いておくからそのための薪小屋的なものもいるし、掃除めんどくさいし薪割るの大変だし今はその辺のいらない木をもらってきてるけどなくなったらどうしよかな。炎は美しくあったかだけど、それだけ。
— タビトラ (@tabitora1013) January 1, 2022
森林破壊の最大の原因は燃料にするための木材の伐採であり、その脅威は石炭火力よりはるかに大きいのです。ファションのために人々の生命を危険にさらすのは本末転倒です。
新聞記者の劣化は、外から見ている以上に進んでいるのかも知れません。