政府は、6月にまとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」に、将来的には現行の健康保険証について「原則廃止を目指す」と明記する方向で検討に入りました。マイナンバーカードと健康保険証の機能を併せ持つ「マイナ保険証」の利用を促すとのことです。
昨年10月からは健康保険証としても使えるマイナ保険証の導入が始まりましたが、マイナ保険証を利用できる医療機関はまだ少ないです。
反対派からは大きな批判が沸き起こっています。
【バカの支配】バカな政府官僚がマイナンバーカード普及のために「健康保険証の原則廃止」する。国際競争力がない日本のIT企業を救済し、アホな政府が中国のごとく全国民を管理するデストピアへ。こんなことする前に国民健康保険からも漏れる減免除者や無保険者を救うのが先。https://t.co/eeTu15IGu1
— 金子勝 (@masaru_kaneko) May 23, 2022
そこから巨額の献金が行く仕組みだそうです。
政府「健康保険証の原則廃止」骨太の方針に明記する方向
個人情報漏洩やカード紛失のリスクが増えようと、お構いなし。結局は、利権。システム導入で巨額の利益が業者に入り、そこから巨額の献金が行く仕組み。自民党の政策の裏には必ず利権あり。利権政治に必要なのは鉄槌。https://t.co/FLqWxOQCMI
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) May 24, 2022
自治体は住民の状況を把握できているのでしょうか。
誰のための「改革」なのか。
→政府 「健康保険証の原則廃止」 骨太の方針に明記する方向 | 毎日 https://t.co/GoYd0nOzPW マイナンバーカードと健康保険証の機能を併せ持つ「マイナ保険証」の利用を促すことにより、将来的には現行の健康保険証について「原則廃止を目指す」と明記する方向で検討— 保坂展人 (@hosakanobuto) May 23, 2022
国会でマイナンバーの保険証利用を反対する人はほぼいないそうです。
マイナ保険証に一本化で、健康保険証の原則廃止の報道が出ています。先月、国会の厚労委員会の附帯決議で「マイナンバーカードの健康保険証利用の促進」が入っており、反対しました。反対は1人というのが、今の国会の状況です。 https://t.co/lShz1Rqown pic.twitter.com/OIdgs30HIN
— 宮本徹 (@miyamototooru) May 23, 2022
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一方で、健康保険証の不正利用など、早急に改善しなくてはならない課題もあります。
顔写真無し健康保険証の不正利用を防ぐためにも絶対に必要。こういう記事がでると「マイナンバーカードに医療情報が入るなんて情報芋づるで危険!」等の勘違いが出てくると思うので念のため【マイナンバーカードに医療情報等は入りません。ICチップ内の利用者証明用電子証明書を利用する仕組み】です。 https://t.co/Ytt42DW3XE
— 小野田紀美【参議院議員(岡山県選挙区)】 (@onoda_kimi) May 23, 2022
政府は「マイナ保険証」の患者負担をようやく廃止するらしいですが、政権自身が促進したいのか停滞させたいのか判然としませんでしたので、これは前進といえます。
我が党の矢田わか子議員の指摘もあり、政府はマイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」の患者負担を廃止する方針です。デジタル化を加速するのに負担を増やしてどうするの?という当たり前の指摘で政策が動きました!#国民民主党 #矢田わか子#wako0501 https://t.co/3NIltSCWJ7
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) May 24, 2022
マイナンバーはいろいろ誤解されていることが多いので、岸田政権はその説明から始めたほうがいいかもしれません。
いまだに誤解しているやつが多いが、マイナンバーは健康保険番号と同じ「公開情報」。住基番号も一元化して「国民背番号」にし、縦割り行政を合理化するのがデジタル庁の仕事だ。 https://t.co/37JafQuvtd
— 池田信夫 (@ikedanob) May 24, 2022
これを機に、マイナンバーの建設的な議論が進むことが望まれます。