岸田首相は、10日に行う内閣改造と自民党の役員人事について、本格的な調整に入りました。6日夜に麻生副総裁と会談するなどその動きが活発化してきています。
政権基盤を安定させるために、麻生太郎副総裁(麻生派)と茂木敏充幹事長(茂木派)、松野博一官房長官(安倍派)は留任させる意向です。
健康問題を抱える岸信夫防衛相の交代は確実視されています。
岡田直樹参院国対委員長が初入閣することが有力視されています。
党四役である高市早苗政調会長、福田達夫総務会長は交代する見込みです。
参院選に出馬せず政界を引退し民間大臣となった金子原二郎農林水産相と二之湯智国家公安委員長は退任の見込みです。
菅義偉前首相を副総理に起用する案も浮上しています。
新型コロナの対応に当たっている後藤茂之厚生労働相と山際大志郎経済再生担当相の処遇も注目されます。
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また、6日の会見で、今回の人事で閣僚などに起用する議員には、旧統一教会との関係を点検するように指示する考えを示しました。
山口壮環境相と小林鷹之経済安全保障担当相が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連イベントに祝電を送っていたことや、二之湯智国家公安委員長が同教会の関連団体のイベントで実行委員長を務めていたことなどが明らかになっています。
山上徹也容疑者は内閣改造に影響を与えてしまいました。
山上徹也にとっては予想以上の大収穫だろう。なんと内閣改造に影響を与えた。こんなテロリストの成功体験をつくっていいのか。 https://t.co/mvzzqk37Yc
— 池田信夫 (@ikedanob) August 6, 2022
岸田首相にとってピンチとなるのかチャンスとなるのか。無為の混乱は日本人にはピンチのはずですが。
岸田政権の内閣改造では、統一教会との関係が深い人物を排除していくのかな。安倍派を押さえ込む大義名分を手に入れたわけだ。
— Shin Hori (@ShinHori1) August 5, 2022
改めて付言すると、統一教会問題なんて清和会の大ピンチではあるが、岸田さんのピンチではない。支持率高い、野党も最弱、選挙もない。むしろこれで清和会の力を削いで岸田さんと麻生さんは一気に覇権を確固たるものにする千載一遇のチャンスなのに、統一教会にビビって内閣改造前倒しとかはぁ?
— 新田哲史 @SAKISIRU編集長 (@TetsuNitta) August 7, 2022
台湾有事に関しても、改造内閣の顔ぶれが注目されます。
フジ日曜報道で日本は軍事面を含め台湾有事に積極的に関与すべきと“思う”が70%で、“思わない”が17%に。世界一の親日国・台湾が陥ちれば次は日本がやられる事を国民は知っている。東アジアの自由と民主主義を守る砦が台湾。日本は「媚中派議員vs現実派国民」の戦いの時代を迎えた。注目は10日の内閣改造 https://t.co/VVVxb461gO
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) August 7, 2022