資産デザイン研究所を設立した10年前に大変お世話になった豊田圭一さん(写真右)のご紹介で、東京すしアカデミー創業者の福江誠さん(写真左)とご一緒する機会がありました。
東京すしアカデミーは、20年の歴史を持つ寿司職人養成学校です。すでに世界70カ国で卒業生が活躍していると聞きました。また、日本の高級寿司店にもたくさんの教え子がいるそうです。
卒業生の中には未経験者にも関わらず卒業後にアメリカに渡って寿司事業を展開。今や年収8000万円という強者もいるそうです。
日本国内では賃金の上昇が鈍く、物価上昇で実質的な生活水準が下がっている人が増えています。
労働時間を減らし、収入を増やすためには、自分の時給を上げるしかありません。時給を上げるために最も効果的なのは、人にできない強みに特化すること。つまり「差別化」です。
日本人の強みは、日本独自の文化です。その代表がお寿司です。
お寿司の技術を身に付け、海外で寿司職人として活躍する。これが日本人であるアドバンテージを確実に活用できる方法です。
今や世界的な寿司ブームで、寿司職人は引っ張りだこです。しかも、お寿司はやはり日本人が握る方が価値が高くなります。
寿司職人になるといっても、国内の高級寿司店のような長い修行期間が必要なスキルは海外マーケットでは必要ありません。
鮮魚の知識と握りと巻物の作り方、そしてコミュニケーションスキルがあれば、寿司職人として稼ぐことが可能です。コミュニケーションも流暢な英語である必要はありません。片言の英語でも、愛嬌があれば外国人には受け入れられます。
賃金の上がらない日本の会社で、悶々とくすぶっているのであれば、思い切って手に職をつけて海外に打って出る。そんなチャレンジングな人たちが世代を問わず、東京すしアカデミーには増えているそうです。
これからは、東南アジアの人が日本に出稼ぎに来るのではなく、日本人が海外に出稼ぎに行って稼ぐ時代になると思います。
そのための差別化されたスキルとして、最も有望なのは「SUSHI」というコンテンツです。素人でも頑張れば年収4桁は、それほど難しくはありません。
寿司職人でミリオネア。そんな夢をかなえる人が、これからますます増えていくはずです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年12月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。