高齢化に伴う死者数の増加で、遺体を長期間火葬できない「火葬待ち」が問題になっているそうです。
「火葬待ち」深刻化、3割が最長6~8日待機…遺族の心理的・金銭的負担重くhttps://t.co/oxdKwo7f9I#ニュース
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) August 21, 2023
日本は「多死社会」を迎えており、とくに都市部を中心に火葬待ちが起きているとのことです。
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10日間程度の「火葬待ち」はザラで、家族から「より長期での遺体保存」を求める声が高まっているそうです。
ザラは嘘ですね。遺族的に1週間ぐらいが待てる限度で、それを超えたら遠くてもいいから空いてる式場や火葬場を探してくれってなります。
「火葬待ちで10日間」もザラ… “火葬場不足”問題の切り札「2か月長期保存」も可能な「遺体安置冷蔵庫」大人気の裏側(デイリー新潮)https://t.co/ZJAZJ45in9
— 佐藤信顕@葬儀葬式ch 日本一の葬祭系Youtuberです (@satonobuaki) August 20, 2023
しかし、平均待ち日数ではなく最長の待ち日数を聞いているのはおかしいという指摘がありました。
既に全国へのアンケートではっきりしましたが、全国での傾向ではない上に、最長の待ち日数を聞いているので平均待ち日数を聞かないとダメです。それからグラフが急増しているように印象操作されています。印象操作のデマ記事です。
「火葬待ち」深刻化、https://t.co/Lf81rzBcuo
— 佐藤信顕@葬儀葬式ch 日本一の葬祭系Youtuberです (@satonobuaki) August 21, 2023
あまり経験することがないこととはいえ葬儀社に頼りっきりになるのも危ないそうです。
火葬場の空き状況は
私でも問い合わせすれば教えてくれるので、一般の方でも問い合わせ可能だと思います。火葬場待ちが異様に長い場合は、ご自身で近隣の火葬場に問い合わせしてみましょう。
場合によっては『葬儀社の勝手な都合』や『必要のない費用を発生させて稼ぐため』の場合も散見されますので— 法照 (@syo__in) August 21, 2023
火葬場が足りなくなっている地域もありますが、とくに東京23区の火葬料金の値上げはすごいそうです。
火葬場を独占して値上げは何か凄いな、その手があったかって感じ。払わざるを得ないもんな。どっかのベンチャーがオルタネイティヴでSDGs!とか言って土葬や鳥葬始めたりするのかな
— 真面目(ちょい良) (@choiyoshi1986) October 31, 2022
火葬をするかどうかも考えてしまいます。(自治体によって土葬などは基本的に禁止されています)
そろそろ火葬も高額で出来なくなり荒川に流すしかなくなりそう、ガンジス川みたいに。 https://t.co/dIhLeYfpne
— ゆきひろ (@NwxKsJPHOzJ0vPW) May 2, 2023
ただし、東京は東京独自の理由があるようです。
廣済堂、火葬料金の値上げが収益性向上に大きく寄与。傘下の東京博善で東京23区の火葬のシェア7割。年初から10年振りに価格改定をしていた。
価格改定はやはり利益へのインパクト大きいね。代替効かない場合は特に。 pic.twitter.com/QDOfBe5sP7
— しょんぼりんぐ (@shonboring777) August 7, 2021
一方で、民間企業なんだから仕方がないという指摘も。
広済堂(東京博善)の民間の火葬場は火葬炉を更新する予算を確保できる料金設定で、永続的に安定運営できる。完全民営化だから、税金投入は不要です。
他の自治体系は知らない。多分、最終的には税金投入かな。
民間運営の火葬場にご不満な方が多いと思うけど、私は民間運営の方が良いですね。— DAIBOUCHOU (@DAIBOUCHO) August 21, 2023
「税金が投入されているから我が自治体は安い」という東京都民へのマウンティングも見られます。
さいたま市の火葬場は公営だから、火葬料金は市民は7000円だけどね。 https://t.co/VbLMfk2pbE
— 吉田一郎 (@no_saitama) August 19, 2023
いずれにせよ、民営でも公共事業でも火葬をどうするのかという「火葬場のガバナンス問題」を考え直す時代かもしれません。
火葬で一週間以上待つザラになっているというデマを複数のマスコミが発信していますが、平均待ち日数を発表しないところが印象操作のデマなんです。仕掛け人は火葬場の新設を公共事業としてやりたい、金の流れが欲しい人たちです。
— 佐藤信顕@葬儀葬式ch 日本一の葬祭系Youtuberです (@satonobuaki) August 21, 2023
なにより、日本人の葬儀も考え直す時代になってきています。「直葬」は通常のお葬式を行わず、親近者数名で火葬のみを行うものです。
今は火葬場直行の「直葬」を中心に考える時代。それは、土葬のときの「野辺の送り」と同じこと。土葬から火葬に変る中で、いろいろと増えた要素が、結局は、要らなくなっていることを意味する。
— 島田裕巳@13刷出来『日本の10大新宗教』幻冬舎新書 (@hiromishimada) February 11, 2019
医療も終末期もお葬式もあんまり考えたくないからと遠ざけてきた日本人に、ツケが回ってきているのかもしれません。