ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカの夫雄総局のテレビインタビューで、ウクライナが敗北すればロシアはポーランドやバルト3国に迫り第3次世界大戦に発展しかねないと警告したことが議論を呼んでいます。
「敗北なら世界大戦」 ゼレンスキー大統領が警告https://t.co/yBwHzy3SAP
ウクライナが敗北すればロシアはポーランドやバルト3国に迫り、第3次世界大戦に発展しかねないと警告。「プーチン(ロシア大統領)を食い止めるか、世界大戦を始めるか、全世界が選ばなければならない」と述べた
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 18, 2023
参照:Ukrainian President Volodymyr Zelenskyy – 60 Minutes CBS News
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無理筋な議論をするようになってきたことを心配する声も。
ゼレンスキー大統領、やや調子が外れてきたというか、ちょっと無理筋な議論をするようになってきたな…。それだけ追い詰められているということなんだろうけど、ロシアがNATO諸国に戦争を仕掛ける可能性は相当低いと考えるのが適切だろう。https://t.co/7y60k0NDw3
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) September 18, 2023
同インタビューでゼレンスキー氏はロシアのプーチン大統領が「第二のヒトラー」であるとも公言していました。
Zelensky calls Putin a ‘second Hitler’ who could start World War III https://t.co/JahUCJo9dU pic.twitter.com/sbkWmLOzLo
— New York Post (@nypost) September 18, 2023
ゼレンスキー、プーチンを第三次世界大戦を起こしかねない「第二のヒトラー」と呼ぶ
ゼレンスキー大統領はたしかに一流の扇動家ではありましたが、この見出し(「ウクライナ敗北なら世界大戦」)はメディアのほうが切り取って煽っているという指摘も。
「ウクライナ敗北なら世界大戦 ゼレンスキー氏が警告」との見出しの記事が話題になっていますが、正確な文字起こしを見ると、そこまで強いニュースではないかと。
"ウが落ちたら、10年後はどうなる?考えてみてほしい。ポーランドまで行ったら、次は?第三次世界大戦か?"https://t.co/ZPxl9ZZWVw
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) September 18, 2023
実際は国際政治のリアリズムに基づいた発言のようにも取れます。
日本語の見出しへの反応でXトレンド入り。
実際のインタビュー。https://t.co/pmNz5QLtNd
英訳だが「If Ukraine falls, what will happen in 10 years」のニュアンスは、日本語の見出しとはちょっと違う。プーチンをどこか(NATO領域の前)で止めなければ世界大戦のリスクはかえって高まるという意味。 https://t.co/u8dEdEkwVN— 篠田英朗 Hideaki SHINODA (@ShinodaHideaki) September 18, 2023
しかし、戦闘はかなりエスカレートし両国とも疲弊しています。
ゼレンスキー大統領が「もし秋から冬にロシア軍が再びウクライナの電力インフラ網への攻撃をして来るなら、同じ事をロシアへやり返す」と報復攻撃を予告。 https://t.co/gRhYzQIgB1
— JSF (@rockfish31) September 18, 2023
まさか21世紀に古典的な戦争が繰り返されるとは思いませんでした。
ウクライナの戦争は砲撃戦に変わった。「ドローンを使った第一次世界大戦」という表現。 https://t.co/NtgaiS8OlI
— JSF (@rockfish31) September 18, 2023
もう一方のロシア側も主張がエスカレートしています。
Alexander Dugin claims that Zelensky is sending Ukrainians to their deaths as revenge for World War II
Dugin argues that Zelensky's Jewish heritage is motivating him to send "anti-Semitic" Ukrainians to their deaths as revenge for Stepan Bandera's crimes
New propaganda twist
— Samuel Ramani (@SamRamani2) September 11, 2023
アレクサンドル・ドゥーギンは、ゼレンスキーが第二次世界大戦の復讐としてウクライナ人を死に追いやっていると主張する。
ドゥーギンは、ゼレンスキーがステパン・バンデラ(ナチスドイツに協力したウクライナ民族主義者)の犯罪の復讐として “反ユダヤ的 “なウクライナ人を死に追いやる動機は、ユダヤ人の血筋にあると主張する。
第三次世界大戦になるかどうかはともかくロシアがいずれの形で勝利しても「侵略したもん勝ち」になってしまうことは避けられません。
ウクライナにもゼレンスキーにも様々な問題があるのはたしかなのだが、それは何万人も人を殺す侵略戦争を始めることを何ら肯定しないので、ゼレンスキーの落ち度を数え上げることにはあんまり意味はないのでは、というような話を先日の研究会ではした
— 恒星間飛行 (@OKB1917) June 30, 2022
ウクライナを支援する西側諸国はどこまで戦争をエスカレートする覚悟があるかが問われています。本気でウクライナが必要とする限り支援を続けるのでしょうか?
The G7's support for Ukraine will last long into the future – as long as it takes. pic.twitter.com/rPLF3qi3ss
— President Biden (@POTUS) July 13, 2023
ウクライナに対するG7の支援は、それが必要とする限り、将来にわたって長く続くだろう。