出口里佐です。
ゴールデンウイークですね。私は遠出はしないで、家の近くでゆっくり過ごす予定です。
今日は、自由が丘駅と九品仏駅の中間くらいに位置する焼き鳥屋さん、「鳥品」をご紹介します(ネット予約はこちら)。
新しいお店で、美味しいので、何回か通っています。ランチや、夜のコースの焼き鳥の前に登場する前菜のお皿には、和食の技法を使った、小さなお料理が七種類くらい、季節感のある可愛らしい器に盛り付けられて並んでいて、目に鮮やか、美しいです。
数日前にひとりでランチ、そして、土曜日には夫とディナーに伺いました。
ランチメニューは、親子丼(2200円税込、以下同様)、そぼろ丼(2200円)、チキン南蛮(2500円)のみ。それぞれ、前菜七種盛り、味噌汁、デザートが付きます。
親子丼をいただきました。
この日の前菜は、写真の左から時計回りに、
うるいとカニのお浸し
あさりのチャンジャ(菱形のお皿)
そら豆
いぶりがっこと鴨肉のポテトサラダ
イカのカルパッチョ、ヘーゼルナッツソース
クラゲと胡瓜
干し柿とスナップエンドウの白和え(中央)
ホームページによると、焼き師の鈴木さんは、和食店で研鑽を積んでこられた方だそうです。前菜のお皿は、高級な日本料理店の先付けのようで、一口いただいただけで、ひとつひとつ丁寧に作られているのが分かります。
どれも美味しかったですが、特に、いぶりがっこと鴨肉のポテトサラダ、イカのチャンジャ、イカのカルパッチョのヘーゼルナッツソースは、珍しいお味で、もっと食べたいと思いました。
親子丼の卵は、黄身の黄色が濃く、普段スーパーで私が購入しているものとは違う気がして、お尋ねすると、那須の御用卵を使用しているとのこと。鶏肉は、炭火焼してから、親子丼に入れているので、とても香ばしく、弾力があり、味わい深かったです。
この日の味噌汁は、しめじと茄子。味噌汁のなかの茄子が、嚙むほどに香りがして、初夏の訪れを感じました。茄子も御用達の特別な茄子なのかしらと思いました。
デザートは桜のアイスクリーム。優しいピンク色で、こちらは、名残りの桜です。
このランチの内容で、2200円はお得だと思いませんか?
ディナーでは、アラカルトもありますが、コースは、焼き鳥5本が3500円(税込)、10本が5000円で、それぞれ、季節の前菜盛り合わせ、大根おろし、スープ、デザートがつきます。
土曜日に行ったときは、5本のコースに、チキン南蛮(700円)とそぼろ丼(650円)を追加しました。
焼き鳥は、はつ、せせり、茄子、ねぎま、手羽先。どれも下処理が丁寧にされているのがわかります。
夜のコースだけの、鶏出汁スープ。元気がでるような気がしました。大根おろしも、ちょっと特徴があります。これはおかわりできます。きっと皆さん、おかわりせずにはいられないと思いました。
チキン南蛮は、唐揚げに特製タルタルソースがかかっているもの。このタルタルソースが絶品でした。和食の味で、しょうが、みょうがなどが入っているそうなのですが、最初、漬物?しば漬けか何かが入っているのかなと思いました。とにかく、これはぜひ食べてみてほしい、個性あふれる、チキン南蛮です。
そぼろ丼は、鶏肉のそぼろに、卵黄が中央にのっていて、その下の海苔入りのごはんと混ぜていただきます。優しいお味で、締めのごはんにぴったり。
デザートの桜のアイスクリームは、きっと季節が変わるとまた違うものがいただけるのでしょう。
ディナーは、ふたりで飲み物込みで1万円ちょっとでした。お腹がいっぱいになりました。
店内は、ジャズが流れ、内装は、居酒屋というよりは、ニューヨークの洗練された日本料理店のようです。カウンターなので、女性ひとりでも入りやすい雰囲気です。もちろん、カップルやご家族連れの方もいらっしゃいました。
自由が丘にお出かけの際は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
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